朝の雑事における順列と組み合わせ

最近は下の息子(6ヶ月)の夜泣きが本格化しており、妻はなかなか寝れないらしい。
ちょっときつそうなので、朝は起きてくるまで寝かせておくようにしている(起こすと機嫌が悪くなるからではない、念のため)。
 
妻がいれば、娘(5歳)の朝食や幼稚園の準備は任せるのだが、起きてこなければそれも私がやらないといけないということになる。
とはいえ、やることと言えば、朝ごはんを食べさせる、着替えさせる、歯みがきさせる、幼稚園のもちものを準備するなど、1つひとつは大したことない。
ただ、自分の準備もしないといけないので、できれば効率に片付けていきたいと思う。
 
今朝、そういう状況になった。
私は毎日朝風呂に入るので、まず追い焚きのスイッチを押す。
できれば風呂に入っている間に娘が朝ごはんを食べててくれるといいので、朝食の準備をする(といっても、コンフレークを準備するとかそんな程度)。
 
娘の朝食を準備して、風呂ができるのを待つのだが、その間できることは、私も朝食を食べる、歯をみがく、ひげを剃る、花粉症の薬を飲む、あたりが候補になる。
どれからやっても良さそうではあるが、歯をみがくのは朝食後のほうがいいし、薬は一応食後となっているので、まずは朝食が先だなとなる。
 
そこで私の軽い朝食を準備しようとすると、今度は今日はゴミ出しの日だと気づく。
玄関前に7時半までに出しておけば取りに来てくれるので、朝食の準備をおいて、先に済ませておこうとゴミ出しをする。
 
ゴミを出してホッと一息、朝食の準備に戻ろうと思うのだが、ゴミを出すとゴミ袋がなくなるので、それをセットしようかどうか悩む。
時間もないので、妻にやっておいてもらえばいいかと一瞬思うが、やはりここはやっておいたほうが妻の機嫌もいいだろうと、ゴミ袋をゴミ箱にセットする。
 
と、こんな感じでいつまで経っても朝食にありつけない。
 
こういったものは、やることリストをつくっておくのがいいと思い、実際につくってみたことがある。
妻の出産時に私と娘の二人になることがあり、朝いつもバタバタしていたので、やることリストをつくってみたのだが、あまり役に立たなかった。
リストはないよりはマシなのだが、これでは片手落ちなのである。
 
なぜか?
数学で順列・組み合わせというものがあるが、一般的なやることリストは順番の要素が入っておらず、単純な組み合わせになっているからである。
 
どういうことか。
朝の雑事においても、どの順番でやっても問題ないものと、順番にやらないといけないものがある。
 
例えば、朝ごはんを食べるという行為と、歯をみがくという行為は、前者が終わってから後者をしたほうがいいので、朝ごはん→歯をみがくという順番がある。
一方で、朝風呂に入るという行為と、ヒゲを剃るという行為は、どちらを先にやっても問題ない。
このように、複数の項目があったときに、組み合わせ的にどれからやっても問題ないものと、順列的に順番を意識しないといけないものがあるということである。
 
さらに、朝の雑事の例で言うと、私一人が準備する場合に比べて、私の準備と娘の準備の両方をしなければならない場合は、この順列のパターンがかなり複雑化する。
冒頭でも書いたように、1つずつの項目は大したことないのだが、それらが短時間に集中してこなさないいけないとなると、パニックになるのである。
 
よって、組み合わせリストだけは片手落ちになるので、順番も意識した「順列」リストをつくらなければならないのであるが、その必要性に気づく前に妻が戻ってきたので結局つくらずじまいだった。
しかし、そこできちんと順列リストをつくっていなかったのが、ここに来て再度パニックを引き起こしているということである。
 
以上、私がオペレーションが大事な職場に放り込まれたら、すぐに役立たずの烙印を押されてしまうこと間違いなし、という話でした。