RIZAPにおける効果への影響は食事8割運動2割だが、われわれは運動のほうに対価を支払っている

昨年の終わりから今年のはじめにかけて約3ヶ月間、某結果にコミットするトレーニングジムに通った。
私の体重は大学卒業してから5kg増あたりで推移していたが、昨年までのここ数年、諸般の事情で不摂生が続き、さらに5kg増、トータルで大学卒業時よりも10kgも増量していた。
そんなこんなで増えた体重を一度リセットさせたいと思い、一念発起して通うことにした。
 
このトレーニングジムに通う前から、糖質制限のことは書籍などで知っていたし、試してみたこともある。
ただ、ちょっと予想外のことがあると、それを言い訳にやめるということを繰り返しており、知っていると実際にできるには大きな壁があることがわかっていたので、ここは時間をお金で買うんだと覚悟を決め、通うことにしたわけである。 

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ご存知のかたも多いと思うが、このトレーニングジムの会費はけっこうな額である。

その会費で何をしてくれるかというと、ジムでの筋トレと食事のアドバイスの2本立てで減量をサポートしてくれる(厳密に言うと、フェーズによっては減量だけでなく、増量という選択肢もある)。
だけど、これも通う前からわかっていたことだが、こと痩せるということに関しては、運動よりも食事のほうがダイレクトに効いてくる。感覚的には、食事が8割、運動が2割といったところだろうか。
そうであるにもかかわらず、私は(私だけではなくほとんどの人がそうだと思うが)食事のアドバイスよりも筋トレのほうにお金を払っているという意識であった。
 
結果への影響度が高い食事のアドバイスだけであればもっと安くできるのにボッタクリだ、と言いたいわけではない。
何に価値を感じてお金を支払っているか、をうまくデザインすることが大事ということであると言いたいのである。
効果としては食事のほうが影響が多いとしても、筋トレ(それもハートなトレーニング)があることでその支払いの妥当性が担保されるのである。
仮にこのサービスが、筋トレなしの食事のアドバイスだけで、同じくらいの結果が得られるとしても、私はおそらく高額の会費を支払わない。
 
さらに、ここでの趣旨とは少し外れるが、この会費が高額であるということも大事である。
高額だからこそ、支払った側が結果にコミットしようとするのである。そこで結果が出るからジムの評判も上がり、新規の顧客を獲得しやすくなるというサイクルに入る。
これが少額であれば、顧客の側もうまくいかなくてもまあいいかとなり、脱落してしまう。そうなればジムの評判も下がり、顧客も増えないという負のサイクルに入ってしまう。
 
ということで、ことほどさように、プライシングは大事だし、また支払う側が何に価値を感じているのかを考えることが重要です、という話でした。
 
※結果としては、約10kgの減量を達成でき、今のところ概ね維持できています。