HHKB Professional HYBRID Type-S使用レビュー

7月末に、HHKB Professional HYBRID Type-Sという高級キーボードを買って、2ヶ月が経過した。
購入前に1週間レンタルして試してみたのだが、なんとも言えない使い心地。ちょっとふわふわしていて、打鍵感がやわらかすぎる感じなのだが、不思議とキーボードを打ちたくなる、そんな使い心地だった。
レンタル終了後も、買おうかどうか迷っていたところに、Amazonのセールも重なり、購入に至ったというわけであった。
 
そのキーボードも購入してから2ヶ月、レンタル期間も含めると3ヶ月が経とうとしていて、自分の中でもこの商品の位置づけがハッキリしてきたので、ここで感想などをまとめておきたいと思う。
 
使用感については、当初から変わらずで、ふわふわ感自体は決して打ち心地がいいとは思わないのだが、一方でこのキーボードで打ちたくなる不思議な感じ。ごく短期間の打鍵感という意味ではそれほどでもないのだが、長い時間使うことを考えると、気持ちいいのかもしれない。
主に日記やこのブログを書くときに使っているのだが、おかげで文字の入力作業が嫌じゃくなくなり、めんどうくさいという気持ちにならないというのは大きかった。
 
あともう1つの用途として、書籍の抜き書きがある。本を読んで印象に残った箇所をPCのメモに書き写す作業。
これ自体は昔からやっていて、良書だと思った本の線を引いた箇所を抜書きしているのだが、これがだいぶ捗るようになった。捗るというよりは、以前は面倒くさくてやらなくなることが多かったのだが、今は好んでやるようになった感じ。無意識にキーボードを打つ作業を探しているのかもしれないと思った。
 
キーマップも変更して、ホームポジションから手を動かさずにカーソル移動などもできて、矢印キーを使わずに作業することで、ちょっとしたストレスも軽減でき、文字入力のリズムができているようにも思う。
 
一方で向かない作業がある。それはExcelでの作業。
今回は、無刻印モデルという、キーに文字がない真っ白のモデルを購入したので、数字入力が多いExcel作業に向かないのかなと思っていたのだが、途中から数字の部分だけ刻印のキーに変更してみたところ、それでもやはりExcelではしっくりこない。なぜだかはよくわからないが、数字の入力だけはノートPCについているペチペチのキーボードのほうが作業がしやすい。
Excel作業に向かない理由としてもう1つ考えられるが、Fnキー問題。ExcelではF2(入力モードから編集モードの切り替え)やF4(絶対参照・相対参照の切り替え)などをよく使うのだが、HHKBでは独立のキーがなく、Fnキー+数字キーを入力必要がある。これに慣れていないこともあり、作業しているときに、一瞬頭の切り替えをしないといけない。それで作業が遅延する感覚があり、ストレスに感じているのかもしれない。
Fnキーは他にも、F7(全角カタカナ変換)やF10(半角英数字変換)をよく使うのだが、これはExcelだけでなく、文章作業でも使用頻度は多い。文章を書いているときに、一瞬止まってしまうがあるので、独立のFnキーはほしいなと思ってしまう。
 
こんな感じで今のところExcel作業にはマッチしないのが、とはいえそこは使い分けをすればいいだけの話で、実際には先にExcelをPCのキーボードでして、その後に文字入力の多い作業するといった感じで使い分けている。
何より、今ではこのキーボードなしに日記やブログを書くのが嫌なので、そこそこ大きいキーボードなのだが、専用ケースも買って持ち歩いている。パームレストと合わせると700~800g程度の重量増となっているが、背に腹は変えられないということで、出張にも持ち出しているくらい。
そこそこ高い投資ではあったが、これは買って正解。今後もこのキーボードを使って、ガシガシ入力作業をしていきたいと思う。
 
ということで、HHKB Professional HYBRID Type-S使用レビューでした。

 

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