早いもので9月も下旬、今日は秋分の日である。
この歳なるといつも時間が過ぎるのは速いのだけど、とくにこの9月は速かった印象。9月末からいろいろと行事が立て込んでいるのだが、その準備がままならずちょっと焦っている。
そんな9月だが、今年は8月だけでなく、9月もかなり暑かった。
8月末の台風以降、暑さも峠を越したかと思っていたが、いつの間にやら真夏の気温に逆戻り。朝晩も涼しくなったなという時期があったが、ここ最近は連日熱帯夜ということで、いったん停めたクーラーも再び夜中に稼働するようになっていた。
そんな寝苦しい日々も、日本列島に横たわっている秋雨前線による雨によって終わる模様。
いわゆる熱帯夜はこの日曜の朝までで、月曜の朝からは気温が一気に20℃台前半まで下がり、ここから当面は20℃前半で推移するという予報が出ている。最高気温は30℃前後がまだ続くようではあるが、さすがに猛暑日も打ち止めのよう。
どうやらこれは全国的な傾向のようで、ようやく猛暑が終わるということだろうか。
暑さ寒さも彼岸まで、とはよくいったものだなと思ったりした。
ただ、暑さ寒さも彼岸まで、の「暑さ」は今と昔ではぜんぜん違う。
いつも参考にしている気象庁のデータから、私が住んでいる地域の、9月後半(21日~30日)の最高気温と最低気温の平均を見てみると、以下のようになった。
1980年代 最高気温:24.5℃ 最低気温:16.7℃
1990年代 最高気温:24.9℃ 最低気温:17.4℃
2000年代 最高気温:26.2℃ 最低気温:17.7℃
2010年代 最高気温:26.9℃ 最低気温:18.0℃
2020年代(2020~23年) 最高気温:28.4℃ 最低気温:19.4℃
私が生まれた40年前くらいの気温は、この時期(彼岸=秋分の日ごろ)になると、夏日がなくなり、最高気温が25℃を下回りだすことを意味していた。
今年の9月後半の気温は、天気予報を見る限りでは、最高気温の平均は30℃を軽く超えそうだし、最低気温の平均も20℃を上回るだろう。
そんな感じで、「暑さ」の絶対的な基準は変わりながらも、この彼岸の時期が季節の変わり目なんだなということを、改めて実感した次第である。
ということで、今年の猛暑もようやく終わりそうだ、という話でした。