診療所の予約システム改善案

先日のこのブログで、先日行った検診結果を聞くためにいった診療所で予約を取っていたのにもかかわらず45分待たされた、ということを書いた。
推測だが、予約を取った人も、当日予約なしで来た人も、ごっちゃになっていて早く来た人から診察しているのではないかと思っている。これだと、予約の意味がほとんどないわけで、どうにか改善してほしいものである。
 
そこで、診療所の予約について、私が考えた改善案をここで整理しておきたいと思う。
受付の人に予約のシステムがどうなっているか聞いたところ、30分単位で予約を取っているとのことだった。それをそのまま活かすとして、まずは30分で何人診察できるかを考える。
おそらく診察時間は正味3分程度であろう。前後の時間を考えても1人あたり5分も考えておけば十分かと思う。となると、30分で6人診察できる計算になる。
30分で6人診察できるので、この30分の枠に6人分予約すればいいのだが、これだと当日の来院した人には対応できない。
そこで、30分につき4人まで予約を取ることにする。残り二人分は当日枠として取っておくのである。当日来た人は、枠が空いている一番近い時間帯に当て込むことになる。予約で4枠埋まらなければ、そこに当日の人を割り当てればいい。
 
これであれば、30分の単位で見ると、予約の4人から診察をして、当日枠の2人がその後診察となる。予約の人は理論上は20分以上待たされることはないはずである。
さらに診察だけでなく、私が受けたような検査も入ってくるので、その検査の時間に応じて、例えば検査に15分くらいかかるのであれば予約で3枠分取っておけばいいことになる。
 
病院や診療所では、ほとんど場合、診察をする医者のリソースがボトルネックとなる。そして、そのボトルネックのリソース以上に捌けないのだから、それ以上の人を入れても渋滞を起こすだけになる。
ザ・ゴールで有名なTOC(制約条件の理論)の考え方では、ボトルネックのリソースにあわせて材料を投入するように言われているが、病院の場合では患者の数を制限することになる。
 
予約の枠と当日の枠、診察の時間と検査の時間、このあたりを整理しておけば、そんなに難しい話ではないかと思うが、おそらくそこまで考えられている病院や診療所は少ないと思われる。
今回の検査を受けた診療所も、何かしらの予約システムを入れることを切に願うのみである。
 
ということで、診療所の予約システムを考えてみた、という話でした。

 

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