役所のIT化はいつになったら進むのか

去年、長年利用していた三菱UFJ-VISAカードが終了するということで、その対応にちょっとだけ苦慮した。
かれこれ15年くらい前に、大学院に進学する際に三菱UFJ銀行の口座を開設。それに伴っていっしょについていたクレジットカードということで申し込みこれまで使ってきた。ポイント還元率がいいとかそういった類のことはとくになかったのだが、買い物から公共料金の引き落としまで、メインのカードとして使ってきたので、突然終了と言われて、どうしようか迷ったのを覚えている。
結果的には、楽天カードに変更。メインのカードとして、さまざまな引き落としもこちらに変更した。ただ、携帯(Docomo)と電力会社のウェブサイトがどうにも使えなくて、まだ移行できておらず、コンビニ支払いが続いている。さっさと移行して、煩わしさから解放されたいと思っている。
 
さて、このクレジットカードとはまったく別の話なのだが、水道代も口座の変更が必要になっている。こちらはカード払いですらなく、銀行口座からの直接引き落としの話。
こちらも昨年市役所から封書が届いのたのだが、三菱UFJ銀行からの引き落としができなくなったので、他の銀行に変えてほしいという内容だった。
よく見ると、三菱UFJ銀行のうちの地元の支店が県内のかなり離れた支店と統合される(要は実質的な撤退)ため、三菱UFJ銀行からの引き落としができなくなるとのことだった。
最初、なんのことを言っているのかよくわからなかった。支店がなくなるからといって、別にこちらの口座が変わるわけではない(そもそも私の口座は地元の支店ではない)し、市役所の口座だって名目上は支店が統合されるだけだから、廃止になるわけではないはずで、これまで通り淡々と引き落としすればいいのではないかと思ったわけである。
 
それができない理由はなにかあるのかちょっと考えてみたが、思いついた理由は2つ。
1つは、手数料がこれまで以上にかかるというもの。ただ、市役所側の口座は上述のとおり、支店が統合されるだけでそれ以外は変わらないはずである。だから手数料も変わらないと思うのだが、どうなのだろうか。
もう1つは、市内にない銀行を利用することはできないという、謎の不文律みたいなものがあって、それで利用できなくなった可能性。役所って変なところに気を使うから、なくもないかなと思ったりするが、市民に余計な手間をかけさせるのはやめてほしい。
 
そもそも、こんなのクレジットカード払いにしてくれればいいだけでの話で、さっさとウェブで対応できるようにしてほしいところ。令和のこの時代に、銀行に行って用紙を書いて手続きするなんてありえない。
もっと言えば、こんなの各自治体で管理する必要はなく、国でシステムつくって、同じものを利用すればいいだけ。変に各自治体で管理しようとするからコストもかかるし、そこにいる市民に負担がかかってしまうのである。こういうことがあると、何のためマイナンバーなのかと思ってしまう。
 
と、ここで文句を書いてみたが、こんなことを声高に叫んでも当分変わりそうもないし、毎度コンビニ支払いをするのは面倒なので、早いうちに他の銀行に行って手続きをしてこようと思っている今日このごろである。
 
ということで、役所でも民間レベルにIT化が進めば、コストも減るし、役所の人も減らすことができるのではないか、という話でした。