【バスケW杯】カーボ・ベルデ戦雑感

バスケW杯、日本の戦いが終わった。
 
日本の最終戦の相手はカーボ・ベルデ
ここで勝てば、無条件でパリオリンピック出場権を獲得。負けた場合は、点差や他のグループ次第で条件が変わる。
 
日本の試合の前に、同じリーグのフィンランド-ベネズエラ戦が行われ、フィンランドが勝利。これで日本はカーボ・ベルデに負けた場合、16点差以内であればグループ2位、17点差以上であれば3位になることに。
また、グループPではフランスがコートジボワールに勝利。これで、レバノンのグループ1位の可能性が消滅した。
よって、日本は負けても16点差以内であれば、グループ2位となり、この場合でもほぼパリオリンピック出場権を獲得できる状況で試合が始まった。
 
第1Qは2点差ビハインドでスタートも、第2Qは15点差をつけて、前半13点リードで終えることができた。
続く第3Qもリードも広げ、18点差で第4Qを迎える。
 
これはさすがに勝っただろう、という雰囲気だったと思うし、私もそう思った。
フィンランド戦やベネズエラ戦と違って、安心してみることができる試合だなと思った。
 
そんな慢心がチーム内にあったとは思わないが、第4Q、追い上げられる。
第4Q、残り3分を切るまで日本は無得点。その間、カーボ・ベルデは13点を入れて、18点あった差は一気に5点まで縮む。
そこまで正直余裕だろうと思っていたが、応援する私もこれはまずいと思い、姿勢を正した。
ただ、この間も、正直なところ、一方的にやられている感はなく、気づけば5点差になったいたという感じではあった。
 
こうなると流れを変えるのは難しいのだが、5点差になった段階でタイムアウト。このタイムアウトが絶妙だったと思う。
ここで落ち着きを取り戻し、相手のファウルからフリースローを決め手、第4Q初得点。
その後残り1分で3点差まで縮められるも、ホーキンソンがバスケットカウントを獲得して突き放し、最後は80-71で勝利。パリオリンピック出場権を獲得した。
 
この試合で1つポイントになったかもしれないと思ったのが、カーボ・ベルデの「ヘッドコーチチャレンジ」のタイミング。
今大会では、両チーム1回ずつビデオ判定を要求することができるヘッドコーチチャレンジが認められているが、カーボ・ベルデはこれを第1Qで要求。結果、判定は覆ったが、ここで使ったところで流れが変わるわけではなく、正直カードを切るタイミングは早いと思った。
案の定、第4Qの勝負所、残り3分ちょっとの5点差の場面で、日本がタッチを割ったプレーに対して、日本ボールになる場面があった。
ここでヘッドコーチチャレンジを使われたら、流れを止めることができなかったかもしれない。
ベンチワークも含めて、一体となって試合に臨まないといけないのだなと感じたりした。
 
何はともあれ、日本勝利でパリオリンピック出場権を獲得。
来年のオリンピックは、事前に情報も集めて、今回以上に楽しみたいと思う。
 
ということで、日本がパリオリンピック出場権を獲得した、という話でした。