現状維持が精一杯

この3連休、長野で行われたハーフマラソンの大会に出てきた。
この大会、私が大学院在籍時に同級生とはじめて参加して以来、修了後も毎年参加してきた。途中、地元の団体の活動が忙しくなり、何年間か出られない年もあったが、その団体の活動が終わってからはまた復帰して毎年参加するようにしている。
 
大学院の同級生と再会できるいい機会ということもあり毎度楽しみにしているのだが、この2年はコロナで2年間中止だったので、3年ぶりの開催となり、同級生とも3年ぶりの再会となった。
今年もここに来てコロナの新規感染者数が急増したので、中止の可能性もあるかと心配していたが、どうにか開催され、ホッとした。もう1週間開催が後だったら、中止になっていた可能性もあったかと思うと、ギリギリ間に合った、という感じだった。
 
さて、私としてはこの大会に向けて、けっこう練習をしてきた。
去年から毎月ほぼ100kmは走ってきており、今年も継続。あわせて、この2年で体重も5kg程度落として、この大会に照準を合わせてきた。
同じく参加する同級生の多くが、ほぼノー練習で参加する中、私はコソコソと練習してこの大会に臨んだのである。
 
そんな練習の成果を発揮すべく、レースはスタート。
序盤狭い道が続くため、スピードが上がらずゆっくりしたペースで序盤が進み、途中ペースを上げるも10km過ぎから膝の痛みも出だし、思うようにラップが刻めない。
そうこうしているうちにレースも進み、結局序盤の遅れを取り戻せないままゴール。
 
結果、記録は3年前とほぼ同じ。ネットタイムで1分も早くなっておらず、コソ練の成果を発揮できぬまま、今年の大会が終わってしまった。
正直、この1年半のがんばりはなんだったんだ、と少々落ち込んだのだが、まわりのメンバーからはそれだけやったから同じタイムで走れたんだと言われた。
たしかに、もう40代半ばの中年、何もしなければ体力は下落の一途である。実際、今回参加した同級生の多くは、大きくタイムを落としていた。
ただ、このくらいやっても、ようやく現状維持が精一杯だということは、それだけ老化が早いということを思い知った。
 
とはいえ、前回からの改善点もあった。
足の痛みは出たが、その程度はだいぶ和らいだように感じた。これまでは最後歩くことが多かったが、最後まで走れたのは大きな収穫だった。
また、体力的には少し余力をもってゴールできたようにも思う。
ただ、10km程度で痛みが出るということは、走る身体ができていないのだと痛感した。これは1回あたりの走り込みが少ないのが原因かと思うので、今後はもう少し長い距離を走ることも意識していきたいと思う。
 
この大会が終わったらランニングも一区切りしようかと思っていたのだが、継続しないと体力の落ち込みは早そうだし、もう少し走れたのではないかという後悔もあるので、とりあえず継続して走り続けたいと思った次第である。
 
ということで、がんばって走ってきたが現状維持が精一杯だった、という話でした。