第6波後の感染状況を予想してみる

年末年始から増え続けてきたコロナの感染者数も、2月の上旬にはピークを迎える地域が増えてきた。
東京都でも、新規感染者数の7日間平均で見ると、2月9日から減少に転じ、そこから徐々にではあるが、減少が続いていた。
 
しかしながら、その減少スピードは増加のスピードと比べると緩やかで、東京でも今週に入ってから前週比で増加の日が出てきており、リバウンドの可能性も出てきている。
他の地域でも同様の傾向が見られ、いち早くまん防が解除された沖縄では明らかにリバウンド傾向が見て取れる。
 
さて、今後感染者数はどのように推移していくのだろうか。ちょっと考えてみたいと思う。
ここからは完全に素人の予想だが、参考になるのは昨年の感染状況。
 
いわゆる第3波は2020年末くらいから3月くらいにかけて、第4波は4月くらいから6月にかけて、第5波は7月から9月にかけてあった。
このそれぞれで、都市部には緊急事態宣言が出ていたが、第3波時の緊急事態宣言が終了してから第4波時の緊急事態宣言が出るまで、第4波時の緊急事態宣言が終了してから第5波時の緊急事態宣言が出るまでは、どちらも1ヶ月程度しか空いていない。
 
今のところ2021年の感染状況に似たような推移を見せており、少なくとも第6波後、昨年の第3波後と同じような感じになるのではないかと思っている。
要するに、第6波が完全に落ち着く前に第7波がやってきて5月,6月までは感染はなかなか落ち着かないのではないだろうか。
 
ただ、去年の違うところはワクチンがあるということ。3回目のブースター接種が現在全国各地で行われているが、これがある程度行き渡れば落ち着きを見せると思う。
3回目のワクチン接種の状況を見ると、現時点では高齢者中心なので、希望者に行き渡るのはあと2~3ヶ月はかかりそうか。
だとすると、第6波からあまり時間をおかずに第7波が来たときには、ちょっと間に合わない可能性が高い。もちろん高齢者の重症化は防ぐ効果は大いに期待できると思うが、若者を中心に感染がまだ広がるということになると考える。
 
その第7波が落ち着けば、去年のような夏頃の感染の波は避けることができるのではないかと期待している。
 
その先はなんとも言えないが、現行のワクチンとオミクロン型という組み合わせが続くとすると、次の秋冬が来るころにはまたワクチンの感染予防効果が薄れてくると思われるので、ここのタイミングで4回目の接種がどこまで進むかがカギになるだろう。また重症化予防効果はある程度の期間続きそうなので、このくらいのタイミングでは重症化率も重症化数もだいぶ下がってきていて、インフルエンザと同程度の処置で対応可能になっていることを期待したいが、どうなっているだろうか。
 
そう考えると、今年いっぱいくらいまでは、昨年とあまり変わらないくらいに思っていたほうが良さそうかなという感じがしてくる。
新しいワクチンの開発などグッドニュースがあればいいが、過度な期待はせず、ちょっと悲観的な見方で、会社の経営も考えていきたいと思った次第である。
 
ということで、まだまだコロナ禍は続きそう、という話でした。