北海道と沖縄は全国新規感染者数の先行指標か

9月末に全国の緊急事態宣言が解除されて早半月、その間も全国の新規感染者数は急速に減っており、ワクチン接種の効果が如実に表れているように見える。
とくに東京都は、ここ最近前週比で半減に近い減り方を続けており、ついには1週間連続で2桁も達成。他の都市部でも減少傾向にあるのは変わらず、これでコロナ禍は終わるのかという気さえしてくるくらいである。
 
ただ、ちょっと気になることがある。東京や大阪といった都市部で順調に減少傾向が続いているため、全国各地でも同じような傾向にあると思っていたのだが、ある地域では早くも増加に転じているところがあることに気づいた。
 
それは北海道と沖縄である。
 
北海道では、ちょうど1週間前あたりから前週に比べて増加している日が出てきており、実行再生産数も1を超えた。まだ新規感染者数20~30人程度なのでこのまま停滞の可能性はなくもないが、増加傾向にあるのはちょっと不気味である。
 
沖縄はまだ増加傾向が見られるというわけではないが、Facebookでフォローしている高山義浩先生が警鐘を鳴らしていて、陽性者数の減少はこのあたりで止まり、リバウンドが起こる可能性が高そうといったことをおっしゃっている。新規感染者数のグラフを見ると下げ止まり傾向はあり(十分減ったからというのもあるが)、増加に転じそうな感じではある。
 
よくよく思い返してみると、この2つの地域はこれまでも全国平均比べて、特徴的な新規感染者数の推移を見せている。
北海道はいわゆる第1波や第3波において、全国に先駆けて感染者数が増加していたし、沖縄では第4波や第5波のときの立ち上がりが早く、しかもその波の大きさが全国に比べて高かった。
 
考えられる要因と今後の予想は以下のような感じだろうか。
北海道に関しては、気温が一番大きいだろう。言わずとしれた寒冷地で、冬の感染においては全国より早く増加傾向になるということは感覚値とも合致する。札幌という100万人都市も擁しており、感染症が広がる条件も揃っている。
今後もまず間違いなく来ると言われている第6波においても、全国平均よりかは早くその傾向が表れるものと思われる。
 
一方沖縄はどうか。
沖縄は若年層の比率がもっとも高く、その分活動が活発的であると言われている。そのため、いざ感染が広がりだすとそのペースが早いと言われてきた。
また、若年層の比率が高いため、ワクチン接種率は全国でも一番低い。
集団免疫が獲得できていない地域においては、未接種者を中心に感染が広がるという現象が起こること予想されるが、接種率が低い地域ではそれが早く起こると考えられるため、未接種者を中心とした感染爆発が起こるが起こるとすれば、全国に先駆けて、沖縄から起こる可能性が高いと考える。
 
以上のとおり、今後の全国感染者の増加傾向は、北海道と沖縄が先んじると考えられるので、ちょっとウォッチしていきたいと思う。
 
ということで、全国各地まったく同じように感染者数が推移するわけではない、という話でした。