紙の本に戻ってみようかと思った話

私は自他共に認める読書好きだと思っている。多いときは年に100冊以上読んでいたし、最近ではかなり減ってはきたものの、それでも年に50冊くらいは読んだり、(Audiobookで)聞いたりしている。
今ではそんな私も、子どものころから読書好きだったわけではなく、本が好きになったのは社会人になってから。
前職時代、東京で満員電車の苦痛な時間を緩和させるために、本を読み始めたら、そこから読書好きになっていった。
東京に住んでいたときには、毎週のように大型書店(丸の内と日本橋丸善がメイン)に通って、ときには10冊くらいまとめて買って帰るのが楽しみになっていた。
 
そこから時間が経って、地元に戻ってきてから、通勤は車になって、本を読む時間がかなり少なくなった。
また、近くに大型書店がなく、技術的な変化も相まって、今ではほとんどの本をKindleで買って読むようになってきている。
 
そんな中、先日日経ビジネスで、ビル・ゲイツの読書術に関する記事を読んだ。
 
ビル・ゲイツの読書術として、以下の5つのルールが紹介されていた。
・紙の本を読む
・いったん読み始めた本を最後まで読む
・読書する際は、まとまった時間を取って集中する
・関心の強いテーマは複数の本を読む
・本を読んで考えたことをアウトプットする
 
全体的に興味深い記事だったのだが、この中でも気になったのは、1つめの「紙の本を読む」。
 
前述のとおり、私はここ最近、ほとんどKindleで買って読むことが多い。
電子書籍は最初こそ慣れなかったが、紙の本のほうがいいなと思いながらも継続してKindleで読むうちに、現在ではまったく違和感なく読めるようになった。
今後は紙の本が高価なものになって、電子書籍が主流になる世界がやってくる確率も高く、そこを先取りして慣れておこうと思ったりもしていた。
 
ただ、よくよく考えると、少なくとも現在は紙の本と電子書籍で大きな価格差はない。
だったら、紙の本の管理をどうするかという本棚問題は依然として残るが、紙の本も少しは買ってみてもいいのではないかと、この記事を読んでから思い始めてきた。
もちろんKindleを完全にやめる必要もないが、極端に紙の本を避ける必要もないかなと思ったわけである。
 
この日経ビジネスの記事にもあるように、紙の本だとメモしながら読むことができる。
とくに会社の事業のヒントになるようなビジネス書は、紙の本であれこれ考えながら読んでみようかなと思った次第である。
 
ということで、もう少し紙の本を読んでみようと思った、という話でした。