プール参観雑感

今日、息子(年中)の幼稚園のプール参観なるものに行ってきた。

シーズンごとに数回プールの日があるのだが、そのうち1回お手伝いという形で参観するもので、その順番が回ってきたので参加してきた。

 

息子から見ると今シーズン3回目のプールの日。1回目は水着に着替えるのも嫌だったようでそのままの格好でちょっと水遊びをした程度、2回目は水着には着替えたもののやはりプールには入りたがらずプールの外でちょっと遊ぶ程度だったようで、今日の3回目を迎えることとなった。

 

私が幼稚園に到着すると、子どもたちがプールに登場。うちの息子は、どうやら自分で水着に着替えたようで、こちらに気づいて手を降りながら、機嫌良くやってきた。

と、ここまではよかったのだが、いざプールに入る段になると嫌がって拒否。それでも私が無理やりプールに入れたのだが、他の子たちのように、先生に倣って遊ぶことはしないまま、プールの脇でぐずり続けることになった。

私は無理にでもみんなと同じように遊ぶにように促すのだが、息子は言うことを聞かない。見かねた先生が外で遊ぶ?と提案すると、息子はうなずき、プールの外に出ることになった。外から水鉄砲で遊んだりして、それなりに楽しそうではあったが、プールの中のほうが楽しいのにと思いながら息子の姿を見ているうちに、プール参観を終えることになった。

 

息子は水が嫌いなわけではなく、また冷たいのが嫌なわけでもなさそう。家ではたまに水風呂に入ったりもするが、キャッキャ言いながら楽しんでいる。

では何がそんなに嫌なのか?おそらくだが、プール自体がこわいのだと思われる。プールと言っても、息子の膝上くらいの水深で、普通に遊んでいれば何の問題もないくらいなので、慣れればなんてことないと思うのだが、それでもそこでみんなと遊んでコケたりすると溺れてしまうと思っているようで、それがこわいのだと思う。

今回もいっしょについているから大丈夫だ、と何回も促すのだが、やはりそこを克服できず、時間オーバーとなってしまった。

 

今回の参観を通じて思ったのが、思っている以上に子どもの気持ちを尊重するという幼稚園の姿勢について。今通っている幼稚園がどうこうということではなく、おそらくどこも同じようなものだと思うので、自分が子どものときと比べるとかなり違うなと感じた、という意味で。個人的にはもう少し厳しく接しても良いのではと思った次第。

先生曰く、去年は水着にも着替えなかったようで、そこから比べれればプールにも入ったし大きな進歩とのことと褒めてくれていたが、私から見るとちょっと嫌なことを我慢できない、という見方になってしまう。

プール遊びができないからといって将来直接的に困ることはないかもしれないが、自分の思い通りにいかないこともあるということを学ぶのはそれなりに意味があるのではないかと思うのである。

一方で、幼稚園の先生も、50代手間の私から見ると、一回りどころか、二回り違う場合もあり、そうなると、子どものときも経験も、昭和世代の私とは異なっていて、そんな先生方が子どもに厳しく接するといってもなかなか難しいのかもしれない、なんてことも思ったりした。

 

と、あれこれ小難しく考えてみたが、プール参観自体は子どもたちがはしゃいでいる様子を見ることができて楽しかったし、息子の幼稚園での生活(とくにプールに対する思い)を理解できてよかったと思う。

また来年、機会があれば是非参加したいと思う。

 

ということで、息子の幼稚園のプール参観に行ってきた、という話でした。