バスガイドが提供する価値

この11月末に業界団体の視察旅行に行ってきた。年に1回、この団体の理事会社を中心に10数名での旅行だが、私自身コロナ前に参加して以来、コロナ後も都合がつかず、久しぶりの参加となった。

その旅行には毎回旅行会社の添乗員がついてきてくれるのだが、今回はそれに加え、移動のバスでガイドの方がついてきてくれるという仕様だった。

前回参加したときにバスガイドがついていたかは覚えていない。ただ、今回はバスガイドがいるんだと、かなり新鮮な感じがしたくらいなので、前回のときはいなかったのかもしれない。もっと言えば、今どきバスガイドってまだ残っているんだと思ったくらいだった。

 

今回は地元から移動して到着後すぐに駅で昼食。そこからバス移動が始まった。今回のガイドの方は見るからにベテランといった感じの良い安心感のある女性。ガイドさんとしては当然仕事なので話し続けるのだが、こちらとしてはお腹がいっぱいになってちょっと眠く、ここは放っておいてほしいなと、正直思ってしまった。

 

そこから旅程全般で基本移動中は話し続けている。こちらはおじさんばかりの集団でどこまで聞いているのかわからないが、そんなことに心が折れるようなそぶりはまったくなく、途中で歌なんかも挟みながら、流暢なガイドが続いていく。

上述したように、最初は少し放ってほしいなと思っていたのだが、そこはプロ。なかなかに面白い豆知識を差し込んでくれる。こういう情報はいくらAI時代になっても、こちらが興味がなければわざわざ調べることはない。いや、もしかすればAI時代になれば、一方的に情報は提供してくれるのかもしれないが、おそらくそうだとしても、そういった機能はオフにしてしまうだろう。

 

そう考えると、こちらが”顕在的に”求めているわけではない情報を、それなりに体系的かつタイムリーに提供してくれる、そういう価値がガイドにはあるんだなと気づいた次第。いわば一方的な情報提供ではあるのだが、それがこの時代において、そして自分では積極的に勉強をしないおじさん世代には、価値があるというわけである。

 

もし、次に同じようにバスガイドの方がついてくれるような旅行があったら、もう少し積極的に質問なんかしてみたいと思う。

 

ということで、視察旅行のバスガイドが新鮮だった、という話でした。

 

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