スポーツの秋とか読書の秋とか言わなくなった理由

10月も下旬になってようやく秋っぽい季節になってきた。

ここ数年は今年に限らず猛暑が長く、9月いっぱいは完全に夏。10月であっても残暑といった感じ。もう秋はなくなってしまうのか、と危惧したりしている。

 

そんなようやく秋という今日このごろ。最近、スポーツの秋とか、食欲の秋とか、読書の秋とか言わなくなったということに気づいた。

ただ単に、私がテレビを見る機会がないから、そういう言葉を聞いていないだけ、という可能性も大いにあるが、それでも少なくなったように思う。

 

その〇〇の秋という言葉を聞かなくなった理由だが、それはまさに秋が短くなっているからではないだろうか。

上述したように、10月中旬くらいまでは25℃以上で夏の気温。去年の11月、12月の気温を見ると、最高気温が15℃を下回るだしたのは12月上旬くらいなのだが、気分的には12月は完全に冬。実際、ここ数年、秋の気温は10月中旬から12月上旬くらいの2ヶ月弱くらいはあるのだが、夏の終わりが遅いので秋は感覚的に1ヶ月ちょっとくらいしかない感じになっているものと思われる。そんな短い期間に何か気分を新たにやろうとはならないのではないか、というのが1つめの仮説。

 

もう1つ考えられるのは、コンテンツの充実により、そちらに可処分時間を取られているのではないかという仮説。

動画コンテンツにSNSと、ネットコンテンツが充実しており、実体験に使う時間がかなり減っているような感覚がある。運動したり、読書したり、美味しいものを食べに行ったり、というよりも一人でスマホ片手にネットに接続して、YouTubeNetflix見たり、SNSをやったりしているほうが手軽に楽しめる感覚がある。

何事もインスタントにできることに流されがちな現代。自分の身体を使って何かをするということが減ってきているのではないだろうか。

 

私自身も、夜のちょっと自由な時間は、YouTubeやときどきTVer、Xに時間を吸い取られている自覚がある。短いながらもせっかくの過ごしやすい季節、走ったり、サウナに行ったり、本を読んだり、といったことにもっと時間を割きたいなと思った次第である。

 

ということで、〇〇の秋という言葉を聞かなくなった、という話でした。