今年度、私は娘の小学校のPTAの委員を務めている。務めているといっても、役員とかではなく、学年委員なる一番下っ端の役割なので、たいした仕事があるわけではない。もちろん自分から手を挙げたわけはなく、学校側なのかPTA側からなのかわからないが、抽選で決まったのでと、一方的に連絡が来た。断りたいのは山々だが、どこかでやらないといけないものと思って、仕方なしにやっているというのが実情。
で、その仕事内容と言えば、PTA主催のバザーのお手伝い。毎年、参観日と同日に開催されるバザーでゲームを担当することになった。
担当するメンバーは基本お母さんばかり。PTA会長などの役員になるとお父さんが担当することもあるが、委員はお母さんがほとんど。というか、今年度はおそらく男は私だけではないだろうか。
会合自体は、年度初めの顔合わせと、バザーの準備の会議が数回、バザー前日準備、そして当日の運営と数える程度。負担といえばほんとたいしたことはないのだが、ただでさえ人見知りな私としては、すでにみんながそこそこ仲の良い女性のコミュニティの中で居場所がない。めちゃくちゃ嫌だというわけではもちろんないのだが、ほんのり憂鬱というのが正直なところ。とはいえ、毎回30分~1時間程度の拘束時間なので、毎回やり過ごして、当日本番を迎えた。
これはPTAに限らないのだが、こういったボランティア組織だと、はっきりしたリーダーがいないことが多いので、誰が何をやるのかが曖昧。様子を見ながら、私はゲームの進行を買って出て、居場所を見つけることができた。こういった司会進行的な役割はもともと嫌いではないので、2時間程度のバザーの時間だったが、それなりに忙しく過ごすことができた。終わってから、何人かのお母さんから、進行のお褒めの言葉もいただいたこともあり、それなりに充実した時間となった。
ちょっとストレスに感じることも、やってみると良かったと思うことがけっこうあるが、今回はまさにその典型例。こうやって、PTA活動にハマっていく人もいるんだろうなと思ったり。私の場合、もちろんこれ以上深入りするつもりはないけれど。
なにはともあれ、今月いちばん憂鬱だったイベントが、充実のうちに終わって良かったと思う次第である。
ということで、ようやくPTAのお仕事が終わった、という話でした。