社会人野球とプロ野球の違い

先日、取引先の社会人野球の試合があり、2日連続でその応援に行ってきた。全国大会への予選ということもあり、かなり盛り上がった試合となった。結果としては優勝となり、10月末から行われる日本選手権の出場権を獲得した。

 

優勝できたのはよかったとして、それとは別で今回2試合観戦して感じたことが継投の難しさだった。

1試合目は終始こちら(応援していた取引先のチーム)のペースで試合が進んでいたのだが、先発ピッチャーを交代したところから流れが変わり、そこから同点に追いつかれ、サヨナラ負けのピンチに追い込まれた。そこからどうにか粘って、延長戦をものしてどうにか勝利で終えることができたからよかったものの、ピンチを招いてたピッチャーからするとハラハラしたことだろう。

逆にその翌日の2試合目は、相手チームの先発ピッチャーが良く、ぜんぜん打てる感じがしないまま試合が展開。クリーンヒットもほとんど出ない状態だったので、このまま終わりかなと思ったら、8回に相手のチームのピッチャーが交代。ここから流れが一気に変わり、見事に逆転。そのリードを守って勝利となった。

 

どちらの試合も球数的にはまだ先発投手が投げることができたはず(もちろんベンチで何があったかはわからないが)。どちらも継投で試合の流れが変わったのを見て、翌日以降も見据えながらの選手起用の難しさと、短期決戦の面白さを感じることとなった。

 

よくプロ野球の試合でも、継投は難しいとされ、出てくるピッチャーがみんな調子がいいわけではないと言われる。ただ、プロ野球の場合は、出てくる中継ぎのピッチャーの中に調子が悪い選手がいることがある、という感じなのに対して、社会人野球のほうは、出てくる中継ぎピッチャーがみんな調子がいいということはほぼない、という違いがあるのだと感じた。

要するに、プロ野球の場合は中継ぎはきちんと投げるのが当たり前で、誰か1人(以上)が調子悪いという日がたまにあるが、社会人野球の場合はみんな揃って調子がいいということは稀である、ということ。

 

考えてみれば当たり前のことなのかもしれない。プロは調整法がある程度確立しているだろうし、調子が悪い選手は2軍と入れ替えになる。それに対して、社会人野球の場合は調子の悪い選手含めて今いる中でやりくりしないといけないので、確率的にはどうしてもバラつきが大きくなってしまうのだろう。

 

そんな中、取引先のチームは全国大会に進出。その試合は継投にも注目して観戦してみたいと思う。

 

ということで、社会人野球の継投はプロ野球よりも難しい、という話でした。