9月も下旬、プロ野球は今シーズン終了間近。我らが広島カープは早々に優勝争いから脱落、CS進出の可能性も完全に絶たれており、途中(7月下旬あたり)から野球への関心は薄れ、試合結果をスマホのアプリで確認する程度だった。うちの会社では、野球の話はしないように、と(もちろん冗談で)言ったりしている。
そんな中、来季の新井監督続投のニュースが入ってきた。このニュースを見て、私の率直な感想は「それはないでしょ」というもの。
まず、前提としてあるのは、新井監督は同年代の選手として私が最も応援していた選手の一人だったということ。阪神にFAしたときは心底がっかりしたし、2014年末に広島に戻ってくることが決まったときは、ほぼ同じタイミングで広島に復帰した黒田のニュースよりもうれしかったくらい。監督になってからも基本応援していたし、とくに1年目はこの戦力でよく2位入ったものと、うれしい誤算だったことを覚えている。
しかし、である。そんな私でもこのタイミングで新井監督は退任すべきと考える。
その理由は3つ。
1つは、やはり2年連続の失速の責任は監督がとるべきと考えるから。
昨年の9月、そして今年の7月、と2年連続で歴史的失速を繰り返した。もちろん、監督だけがその原因ではないだろうが、誰かが責任はとるべきで、それは監督であろう。同じ失敗を繰り返してしまったのはいただけない。
2つめは選手起用について。
私は毎試合見ているわけではないし、とくに後半戦はほとんど見ていないが、スタメンや結果を見る限り、核になる選手と競わせる選手の基準がハッキリしていないように見えた。去年の矢野選手の台頭で内野の起用が難しいのはよくわかる。また選手の調子も上げ下げもあるので、今の広島のようにスタメンが固まっていないチームの選手起用が難しいのもわかる。ただ、起用の基準が見えず、軸がないように感じた。この点が来季になって改善させるようには思えないので、続投には反対である。
最後3つめは、今退任しておけば次があるから。
新井監督はまだ48歳ということで、ここできれいに辞めておけば次にまた監督の機会が回ってくる可能性がある。もし来季、同じBクラスだったら次はない。
同年代でかつ思い入れ深い新井さんには、また充電して再起を図ってほしいという気持ちが大きい。ここはいったん退いて、またの機会を伺うというのがいいと思うがどうだろうか。
ということで、新井さんの監督続投には反対である、という話でした。