暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので

ここ数日、朝晩かなり涼しくなってきて、ここに来てようやく夜寝るときの冷房が必要なくなった。今シーズンは、たしか7月の上旬くらいからつけていたように記憶しているので、2ヶ月半くらいはエアコンがないと寝ることもできない気温だったということになる。

 

よく「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるが、まさにそんな感じ。今週に入ってからハッキリと朝晩の気温は下がり、昼もようやく猛暑が終わりを告げたかな、という感じになってきている。

それ自体はいいことで、うちの会社のように工場を運営していたり、また外での仕事が多い人にとっては長い熱中症警戒の日々が終わろうとしている。今年も熱中症対策には力を入れてきたが、事故なくこれたのはよかったし、あと少し気を抜かずにいきたいと思っている。

 

話は戻って「暑さ寒さも彼岸まで」。

夏の暑さも冬の寒さも、秋彼岸と春彼岸を境に和らぎ、過ごしやすい季節になるという意味なのは、ご存知のとおり。

ただ、たしかにここに来て気温が下がってきているのだが、一昔前までと比べると、その正確な意味合いは変わってきている。

 

30~40年前の9月下旬の気温と、ここ数年の9月下旬の気温を比べると、最高気温で4~5℃違う。今の9月下旬は、30~40年前の8月下旬と同じくらいの気温である。

私が子どもくらいのときは8月の残暑が今くらいの気温で、9月の彼岸になるともう季節が変わり始めて秋になるという意味での「暑さ寒さも彼岸まで」だった。今は昔のお盆明けくらいの気温である。

たしかに、彼岸のころには(相対的に)涼しくなるという意味では同じだが、絶対的な気温としてはかなり差があることを痛感した次第である。

 

とはいえ、ここからはだいぶ過ごしやすくなりそうな気配。寒暖差で体調を崩さないようにしながら、来るちょうどいい季節を楽しみたいと思う。

 

ということで、暑さ寒さも彼岸まで、も意味合いが少しずつ変わってきている、という話でした。