参議院議員選挙雑感

昨日、7月20日参議院議員選挙が行われた。

私は成人してからこの方、住民票を移していなかった学生時代を除けば、選挙には全部行っているが、今回も当日に娘(小学4年生)と行ってきた。娘は面倒くさそうについてきたが、選挙用紙が折っても開くような構造になっていることなどを話したり、選挙や政治についてちょっと説明したりと、いい機会になったと思う。今後もできるだけ子どもを連れて投票に行きたいと思う。

 

さて、今回の選挙で思ったことをちょっとまとめておきたいと思う。

まず、自公が負けについては事前の予想通りか。思ったより大敗ではなかったという見方もあるようで、石破総理は続投の意思とのこと。こちらはまたあとで。

 

参政党の躍進は予想通りなのだが、個人的には思ったより議席を伸ばした印象。地方においても地道に組織化してきたことが勝因と言われているが、地上戦と空中戦が噛み合ったか。選挙翌日の月曜の朝、うちの地元の駅前で、参政党ののぼり旗を立てて辻立ちしていた。他の政党も他の場所でもやっているから参政党だけではないかもしれないが、こういうのがジワジワ効いてくるんだろうなと思ってみたり。

 

もう1つ躍進した国民民主党も、思ったより議席を伸ばしたなという感想。党首の不倫問題はどちらでもいいのだが、比例区での人選でゴタゴタしたのは良い印象を持たなかった。とくに山尾氏の問題は、公認すべき人材だったかどうかの議論はさておき、いったん担ぎ出したのであれば、そこから取り下げるのはどうかと思った。また、政策面でも、昨年の衆議院議員選挙と比べると、現役世代重視からトーンダウンした印象だったので、ここまで議席を伸ばすとは思わなかった。これら諸々の問題がなければ、もっと躍進していたということか。

 

一方で、同じく現役世代重視を掲げた維新が今ひとつだったのも印象的。こちらは衆議院議員選挙よりも現役世代重視、社会保障改革を掲げて、国民民主党のポジションと取りに行ったと見ていたのだが、東京の音喜多氏の落選が象徴するように、食い込めなかったか。社会保障の問題はどこまでいってもわかりにくいのだろうなとも思った。

 

あと、石破総理続投の是非について。

これについては、選挙の責任という論点と、政権の継続性の論点のどちらを優先するかの問題。

選挙の責任論となると、国政選挙で連敗、しかもどちらも過半数割れ参議院のほうはこれからどうなるかわからないけど)。一般的な感覚であれば、トップの責任問題となるだろう。

一方で、トランプ関税で揺れる中、ここでの政権交代国益にかなわないと意見もあり、これはこれで一理ある。また参議院議員選挙政権選択選挙ではない、という論に与するのであれば、今回の選挙結果では政権運営に影響を与えないということにもなる。

 

ただ、そうなると、いつまで石破政権が担うべきかということになる。自民党総裁の任期は3年。昨年総裁選があったので、2027年9月まであと2年ちょっと。そこまで解散総選挙がなければ、国政選挙もないわけで、地方選挙で少々負けても同じ理屈で続投となるので、ここを乗り切れば、あと2年は延命ということになるのか。個人的にはトランプ関税の問題が一応の決着がついた段階で退陣というのがきれいな幕引きかと思うが、さてどうなるか。

 

また、森山幹事長も続投というニュースが出ているが、これはありえないなと思う。上述したとおり、選挙の責任論と政権の継続性という2つ論点で、後者を優先させるとしても、誰も責任を取らなくていいとはならない。幹事長が辞めるとドミノ倒しで総理・総裁まで責任論が波及するという考えなのだろうが、それで党として納得して進めるかと言われるとはなはだ疑問である。

 

今回の選挙の結果に関係なくなのか、それとも結果の影響を受けてなのかはわからないが、今後ますますインフレが加速するだろうし、その過程で分断は加速するだろうなと思う。その中で、自分のことは自分で守るという姿勢が大事になってくるなと感じた。少なくとも自分の家族、そして会社の社員と家族までは、その生活が守れるように知恵を出していきたい。

 

最後にもう1つ。参議院議員選挙は解散がないので、毎度7月に行われるが、この猛暑に選挙はきついはず。どこかのタイミングで10月あたりに変えられないものか、と思ったりした。

 

ということで、参議院議員選挙の感想でした。