コンビニ袋に見る、タダと1円の大きな差

コンビニなどの小売でビニール袋が有料化して、約5年が経った。ほんの2~3年前のことかと思っていたが、もう5年前ということで、月日が経つのは早いなあ、と改めて実感した次第である。

 

そんなコンビニ袋の有料化、完全に定着したと言っていいのではないだろうか。

私自身は、もともと貧乏性なのと、ビニール袋が溜まるのが嫌なのとで、できるだけビニール袋を持ち歩くようにしている。いわゆるエコバッグではなくて、コンビニやスーパーでもらうビニール袋を畳んで持ち歩いている。

エコバッグはこれまで何回か購入したが、結局定着しなかった。1つだけだとすぐに忘れてしまうし、複数持つのであれば、それこそコンビニ袋を車にストックしておいたほうがいいということで、コンビニ袋を使い回す方法が定着した。

 

さて、この有料のコンビニ袋、私の肌感覚では、購入するのはだいたい2~3割くらいだろうか。

実際はどうなのだろうと思い、ウェブで調べてみたら、ビニール袋の辞退率はだいたい75%くらいとのこと。要するにビニールを購入する人は25%くらいとのことで、私の肌感覚とも一致した。

これが有料化前だと辞退率が30%未満だったということなので、50%近い人が有料化すると買わなくなったということになる。

 

このビニール袋、たかが3~5円である。毎日コンビニを使ったとして1ヶ月で100円程度、1年でも1,000円ちょっとくらいである。それでも有料になるといらないとなる。逆に考えれば、もともといらなかったけど、タダだからもらっていたのかもしれない。

 

そう考えると、タダと1円でも費用がかかるの間には大きな違いがあることがわかる。

同様の例として、子どもの医療費無償化を考えてみたい。今、多くの自治体では子どもの医療費を無償化しているが、これがいいことなのかどうかは正直微妙かと思っている。

このコンビニのビニール袋と同じで、わざわざ医者に診てもらわなくても問題ないが、タダだし、念のために診てもらおうという人が多いように感じている。加えて、学校や幼稚園/保育園側が、タダなんだからきちんと診てもらってこいという姿勢になっていて、医療リソースを圧迫していると感じる。とくにコロナのときはこれが顕著で、ただでさえ少ない医療リソースが、無料で得られる安心のために使われていた。さらには、コロナが治まった今でも、小児科の駐車場は朝からいっぱいである。

1割でも1%でもいいので、利用者に払わせることで、医療リソースの無駄遣いが減るのではないかと思っている。

 

ということで、タダと1円の違いは大きい、という話でした。