発疹とAI

この週末のこと。土曜の昼にちょっと家のまわりを散歩して帰ってくると、何か身体がかゆい。鏡を見ると、上半身を中心に発疹が出ている。

なんだこれは思ったが、蕁麻疹か何かだろうと思って、放っておいた。その前日になんか疲れているなあと思ったのだが、その疲れが身体に出てきたのだろうと思っていた。

 

すると、その日の夕方、今度は幼稚園児の息子にも同じような発疹が。私の発疹が治まる前に、今後は息子ということで、うつしてしまったかなと思いながら、経過を観察することにした。

 

翌日になっても、私・息子ともに発疹は治まらない。ちなみに小学生の娘はとくに症状なし。かゆみも治まらず、さらには日曜ということで受診もできずに困ったので、このタイミングでChat GPTにちょっと聞いてみることにした。

まず、湿疹と蕁麻疹の違いから。湿疹とは蕁麻疹も包含する概念なのか確認すると、この両者は包含関係ではなく、別物とのこと。湿疹は炎症反応を伴う皮膚の状態の総称で、蕁麻疹はアレルギーや刺激に対して皮膚の血管が一時的に反応する現象で、炎症というよりも一過性のむくみとのこと。

さらには私の場合は、24時間以上症状が続いていることから蕁麻疹ではないだろうとのことだった。

加えて、私と息子に同じ症状が出ていることから、ヒゼンダニによる疥癬の可能性が高いのではないかとのことだった。

 

で、翌日。息子といっしょに皮膚科を受診。医師は私たちの症状を見ると、すぐに「毛虫だね」と。いや毛虫と接触するような場面はありませんでしたよ、と言うと、毛虫に直接触らなくても、毛虫の毛が浮遊して身体に付着することはよくあるとのこと。この季節には多いらしい。また掻くと広がるが、それが他の人にうつることはないとのことだった。

この医師の見立てが正しいとすると、まず私が発症して、それが息子にうつったのではなく、私と息子がほぼ同時期に毛虫の毛に接触して、それぞれに発疹が出たことになる。

 

そこで思ったのが、ある程度経験のある医者であれば、症状を見ればその原因はすぐに特定できるということと、そしてそういった分野であればAIが一番得意な領域ではないかということ。

そういえば、前日Chat GPTには、症状を写真で見せていなかったので、AIでも同じような診断ができるのかどうか試してみた。自分の症状を写真に撮って、Chat GPTに聞いてみたのだが、この段階でも一番可能性が高いのは疥癬と言ってくる。

では、毛虫の可能性は?と聞くと、それでも疥癬のほうが可能性が高い、と。こちらは答えを知っている(医師が意見が本当に正しいかどうかはわからないが)ので、ちょっとガッカリというかモヤモヤした感覚が残ってしまった。

 

この感じ、前にも似たようなことがあったなと思ったのだが、それはChat GPTにウェブ上のデータをCopy/PasteしてExcelに入力してほしいと頼んだときのこと。最初はすぐにできるといったが、確認しても成果物は出てこず。何度聞いても、今度はできると言い張るのだが、最後にできないならできないと言ってくれとこちらから投げかけると、やはりできませんでした、と謝ってきた。

ここでの共通項としては、人間と同じで、一度言及すると最初の発言に引っ張られてしまうというもの。AIでも、ゼロベースで考えて、間違いを訂正することは、意外に難しいのかもしれないと思ってしまった。

 

ちなみにGeminiでも症状の写真を添付して、経緯を説明したら、こちらは毛虫皮膚炎の可能性がもっとも高いだろうと言ってきた。

ゼロベースできちんと情報を提供すれば、正しい答えを導くのは難しくないもののと思われる。

この事例だけで決めつけはできないが、AIも一度これだと言及すると、なかなか引き戻れないということはあるのかもしれない、と思った次第である。

 

ということで、AIは思っている以上に、人間に似ているかもしれないと思った、という話でした。

 

chikaran.hatenablog.com