ラインナップを揃えることを重要性

ちょうど1年くらい前のこと。私が愛用しているユニクロの「ドライカラーVネックTシャツ」が廃盤になったようで困る、ということをこのブログでも書いた。

 

いわゆる肌着用途の普通の綿のシャツだが、丸首ではなく、Vネックになっているのが特徴のTシャツ。最近はネクタイをすることが少ないので、Yシャツのボタンを開けても下のTシャツが見えないのが良く、Vネックのものを使っていた。

着心地もよく、畳みやすく、サイズ感もいいので、愛用していたのだが、急に店舗からなくなり困った。店舗だけでなく、オンラインストアでも在庫切れで、どうやら廃番になったようだった。

ヒートテックやエアリズムといった機能性の肌着は丸首だけでなく、Vネックのものも売られているのだが、個人的には普通の綿のものがよく、さてどうしようかとなった。

 

仕方がないので、他ブランドのものを試すことに。無印良品モンベルの白いVネックのTシャツを試してみたのだが、どちらもユニクロより値段が高く、着心地も正直ユニクロのほうがいい。とはいえ、ユニクロではないので、仕方なくこちらのものを使っていた。

それがここに来て、ユニクロでもVネックTシャツを販売再開するとのこと。ただし、オンラインストア限定。まあ、それでもいいのでさっそくまとめ買い。今後、店舗まで取りに行ってこようと思う。

 

とりあえず、これで当面はTシャツ問題に悩まされることがなくなり、ホッとしているのだが、なぜユニクロはこの商品を、一時的とはいえ廃番にしたのか理解ができない。ユニクロのような業界のリーダー企業であれば、フルライン戦略でいいはずである。

私はほぼ全身ユニクロで揃えているのだが、求めているTシャツがないことで、他の店舗に行くきっかけを与えることになり、Tシャツだけでなく、他の商品もスイッチされる可能性が出てくる。ヒートテックやエアリズムなどの機能性素材を使った商品が利益率が高く、そちらも伸ばしたいとしても、やはりラインナップを充実させるほうが得策であると考える。

私の場合は、結果としてブランドスイッチは起きなかったわけだが、そんな可能性も排除するくらいにラインナップを充実させるべきではないかな、と思った次第。

 

似たような事例で、鉄鋼関連の業界においても、国内メーカーが利益率の高い鋼材に重点を置いたために、安価な海外材が浸透してきているという事象が見て取れる。イノベーションのジレンマではないが、昔と比べて海外材の品質が十分ニーズに応えられるようになってきている中、国内メーカーが安価材に重きを置かなかったために、切り替えが起こって、徐々に海外材のシェアが上がってきている。

ユニクロの例と同じで、リーダー企業であれば、ラインナップを充実させて、高価格帯から、(たとえ利益率が低くても)低価格帯まできちんとカバーするのが得策だと思うのだが、さてどうだろうか。

 

ということで、リーダー企業はラインナップを揃えるべきである、という話でした。

 

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