社員研修とオープンカンパニーを融合するというアイデア

採用の難易度が以前よりも格段に上がっていると言われる今日このごろ。私の実感としても、コロナ前あたりまではそれまではなんだかんだ言って採れていたのが、現在ではただ求人を出しているだけではなんともならないという状況に思う。

それでも、現業職(工場の作業をする社員)はなんとかいろいろと工夫をすることでどうにか採用できている。近くに大手の工場が多く存在するので、新卒採用は苦戦しているが、中途採用のほうはなんとかなっているという感じか。

一方で営業職のほうは、応募はあるものの、勤務地や部門でうまくハマらないケースが多い。こちらもあれこれと工夫しながら、どうにかこうにか充足させようと躍起になっているところである。

 

ただ、今のうちの会社の年齢構成を考えると、とくに営業職では高齢化が進み、若い層がほしいところ。そうなると、新卒採用がしたいということで、ここ数年地元の国立大学の学生を対象にオープンカンパニーを実施している。最近では、いわゆる就業体験をするものをインターンシップと呼び、1日ないしは2日程度会社を訪問して課題などを実施するスタイルのものをオープンカンパニーと呼ぶらしく、実態に即してここではオープンカンパニーという表現を使いたい。

 

これまでやってきたパターンは、10人前後の学生に集まってもらって、会社概要の説明、工場見学に加えて、何かしらのワークショップ的な課題をやってもらったり、模擬面接をやったりというスタイルのものを試行錯誤しながらやってきた。終了後には懇親会も実施し、学生にとっても、われわれ会社側にとっても、相互に理解が深まるようなイベント実施してきたつもりである。

そんなオープンカンパニー、手応えはあるものの、まだ採用に結びついたケースはない。ただ、具体的な成果には結びついていないものの、定期的に学生に会える機会は重要だと感じており、無理のない範囲であれば、継続してやっていきたいと思っているのだが、一方で、準備のための時間的コストがかなりかかっており、運営側の負担削減も課題になっている。

 

もう少し負担を軽減した形で実施できれば、例え採用まで結びつかなくても、副次的なメリットもあるので、継続していきたいなと思っていたのだが、そんな中で、1つの面白いアイデアが思い浮かんだ。

それは、うちの社員の研修とオープンカンパニーをいっしょにやってしまうというもの。

 

うちの会社ではかなり昔から、管理職と営業担当者向けに、管理会計を学ぶためのゲームを使った研修を実施している。これであれば、学生にとっても、おそらく有意義な学びの場になるだろうし、管理職や営業担当も参加するので、会社の雰囲気も感じてもらうことができる。一方で、準備にかかる労力は、どちらにしろ研修自体は実施するので、参加者の募集と管理くらいで、一般的なオープンカンパニーをやるのと比べると格段に楽になる。

 

ということで、さっそくこの2月と3月で実施してみた。これまで交流のあった学生に声をかけ、お試し的にやってみたのだが、なかなか好評であった。学生から見れば、研修の内容自体はきちんとしたものなので学びにはなったと思うし、うちの社員とも交流してもらえて、なんらかに気づきを得ることができたと思う。また、うちの社員にとっても若い学生と交流できて、いつもと違った刺激を受けたようであった。

 

1つのフォーマットができたと思うので、今後も自社の研修時期にあわせて、オープンカンパニーを実施し、少しでもうちの会社のファンになってくれる学生を増やして、採用にもつなげていきたいと思う。

 

ということで、社員向け研修とオープンカンパニーを融合させてみた、という話でした。