先日、最寄りの映画館で、映画ドラえもんのリバイバル上映があると知り、行ってきた。
どうやら、これは映画ドラえもん45周年を記念して行われているようで、3月に上映される新作のプロモーションも兼ねているのだと思われる。一期間に2作品、それを3期間に分けて、計6作品が上映されているようだった。
で、今回見に行った作品は「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~」。
余談だが、私が子どものころに見た映画ドラえもんは、今回見た映画の旧作である「のび太と鉄人兵団」までだったと思っていたが、今確認してみたところ、次作(8作目)の「のび太と竜の騎士」と10作目の「のび太の日本誕生」は見たように思う。
鉄人兵団は私が小学3年生になる前の春休みに上映されていたはずで、他作品含めて映画館で見たのか、それともその後のテレビ放映で見たのかは覚えていないが、ここまでは比較的リアルタイムに近い年代で見たはずである(ただ、9作目の「のび太のパラレル西遊記」は見た記憶がない)。
もう1つ、余談だが、この「のび太と鉄人兵団」(旧作)は、映画ドラえもんの中でも名作だと記憶していたのだが、今回見てちょっとガッカリした。ネタバレも問題ないと思うので、簡単に書くと、最後のオチがタイムマシンで過去に戻って、鉄人兵団たちのプログラムを書き換えるというもの。よく言われるように、フィクション作品は大きな嘘は1つついていいが、小さな嘘はついてはいけない。しかし、この作品では大きな嘘が2つあったことになり(宇宙にロボットが支配する星がある、そのロボットをつくった博士が大昔に存在している)、これだったらなんでもかんでもタイムマシンで大昔に戻ればいいとなってしまう。
さて、話は戻って、今回のリバイバル上映。これ自体はいいことだなと思った。うちの子どもたち(小学3年生と4歳)は、コンテンツ過多なこのご時世にあっても、比較的ドラえもんは好きで、映画は必ず見に行きたいと言ってくる。彼らからすれば必ずしも新作である必要はなく、映画ドラえもんはすでに45作も出ているのだから、それを上映してくれれば親としても助かるというわけである。
しかも、価格は通常よりもかなり安く、大人が2000円→1300円、子どもは1000円→500円。半額近いので、子どもをどこかに連れていきたいが、寒いし遠出はめんどうくさいという親のニーズにマッチすると感じたわけである。
ざっと数えてみたところ、私たちが見た上映回の観客数は30名くらい。これでペイできるのかどうかわからないが、めちゃくちゃ少ないという感じでもなく、新作でもこれより観客が少ない作品はいくらでもあるので、悪くないのではないか。
基本映画館は新作至上主義で、どんどん新しい作品が登場するわけだが、新作を見るというニーズと、映画館で映画を見るというニーズは分離して考えることができるので、旧作を映画館で見るというニーズはありそう。
また、最近の金曜ロードショーは、みんなが大好きな王道映画を放送し、リアルタイムで同じ時間に見る価値を提供することで、視聴率を回復していると聞いたこともある。
NetflixやAmazonプライム・ビデオといったサブスクサービスが全盛の中、旧作を活用しながら、映画館で見る価値を訴求して運営していけばいいのに、と思った次第である。
ということで、映画のリバイバル上映はいろいろと可能性がありそうだ、という話でした。