先日、出張で神戸と大阪に行く機会があった。
神戸に来たのは、約5年ぶり。そのときは大学院の同級生の結婚式に参加したのであまり街の様子を見る時間がなかったので、その前となるとさらに5年前、今から10年前に来て以来となる。
いろいろと思ったことはあるのだが、まずは(大阪でも同じことを思うのだが)地名や駅名など非常にわかりにくい。
神戸の中心は三宮で、JRの駅が三ノ宮、さらに阪急や阪神の駅が神戸三宮だったりする。これだけならまだいいが、JRで山陽本線(これも現地では神戸線とか言ったりしてわかりにくい)を西に行くと、元町駅を挟んで、神戸駅、さらには兵庫駅と続く。
また、JR、阪急、阪神に加えて、地下鉄も走っているのだが、駅名が非常にわかりにくく、初見殺し。インバウンドの外国人は混乱するのではないだろうか。
大阪も、大阪駅と梅田駅がほぼ同じなのに別名だったり、難波もひらがな表記や漢字表記が混在しててわかりにくく、関西圏は部外者にあまりやさしくない印象をもっている。
それはいいとして、神戸は、10年前に来たときにも思ったが、再開発が進んでいないように感じる。
大阪ではここ10~15年くらいで急速に投資が進んでいるのに対して、神戸は旧態依然とした建物が並んでいる。駅周辺も100万都市のそれとは思えないような古さを感じてしまう。
私は今から15年くらい前から、よく大阪に行くようになったのだが、当時は大阪も古臭さが抜けず、なんとも言えないアジアの雰囲気があったのだが、今は大都市のポテンシャルを如何なく発揮している。
それと対比すると、神戸のほうは10年前に来たときも、大阪と差がつきだしていたの感じており、さらに追いつくどころか差が開く一方のように感じた。
その原因の多くはおそらく政治の差なんだろうなとも感じてみたり。ちょうど兵庫県知事の出直し選挙もあったが、改革派の知事が再戦を果たし、この後どうこの地域が変わっていくのか、たまにしか行く機会がないが、次に訪れたときにその変化を楽しみにしたいと思う。
ということで、神戸は大阪と大きな差がついているように感じた、という話でした。