2024年10月の気温を振り返る

前回のこのブログの記事で、11月になったのにまだだいぶ暖かいということを書いたが、今回は10月の気温がどうだったのか、データを見ながら振り返ってみたいと思う。
 
今年の10月はさすがに猛暑は一段落したものの、全般的に暖かったと記憶している。一方で、猛暑からの反動で一気に秋が来たという感じもあった。
そこで、今年の10月の気温が、8,9月と同じく例年に比べて高かったのか、それとも例年と変わらず急に秋が深まったのか、データをみながら検証してみたい。
 
データは、毎度おなじみ気象庁のサイトから。
以下、私が住んでいる地域の10月の気温のデータを見ていく。
まず、今年の10月の最高気温の平均が25.3℃で、データが取れる1977年以降で、2番目に高かった。
一番高かったのが2021年の25.4℃で、それとほぼ同じ。
また、最低気温の平均が17.3℃で、こちらは一番高かった。過去5年の平均が14.4℃だったので、こちらはかなり高かったといっていいのではないか。
 
ちなみに、過去の10月最高気温の推移は以下のとおり。
1980年代:21.4℃
1990年代:22.2℃
2000年代:23.1℃
2010年代:23.4℃
2020年代:24.5℃
 
こうやって見ると、私が子どものころから3℃以上上昇。2020年代はまだ半分なので、10年平均で取ると25℃近くになると思われる。
夏場だけでなく、この時期の気温も確実に上がっていることがわかる。
 
また、最高気温が30℃を超える真夏日も3日記録。25℃以上の夏日は17日ということで、10月が夏の終わりといった様相か。
私が子どものころは、9月はもう秋という感じだったが、それと比べても、1ヶ月から1ヶ月半くらい季節がずれている感じがする。
 
10月に入ってから寒暖の差が大きくなり、私のまわりでも体調崩す人が多かったこともあり、急に秋がやってきたという印象も強かったが、こうやってデータを確認すると、やはり気温は高く、今年の10月は夏の終わりと見るほうが正確な見方なのではないかと感じた。
こうやって、どんどん夏が幅を利かせ、冬が短くなっていくのだろう。
 
ということで、10月は秋というより夏の終わりという感じだった、という話でした。

 

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