猛暑のせいで季節が後ろ倒しになっていることを実感する2つの事例

11月も中旬に差し掛かろうかという今日このごろ。
朝晩はさすがに肌寒くなっているものの、昼の最高気温は20℃超えで、下手すると夏日かという日が続いている。
この季節になっても、まだ夏の猛暑の余韻が残っている感じである。
 
本来であれば秋が深まっているはずの11月だが、ちょっと例年と違うなと感じていることがある。それは秋の花粉症。
私は子どものころからの花粉症持ちで春の花粉症は毎年発症するのだが、たまに秋の花粉症も重い症状が出ることがある。毎年というわけではないが、2,3年に1度というペースで出るので、毎年一応警戒している。
発症する時期はだいたい9月から10月にかけてなのだが、この夏は猛暑でそちらに気が向かなかったこともあり、気がついたらとくに症状もなく時間が過ぎていた。後になって、そういえば今年は秋の花粉症がなかったなという感じだった。
それが、である。ここに来て鼻がかゆく、そこまでひどくはないのだが、確かに花粉症の症状が出始めた。例年と比べると、1ヶ月半から2ヶ月近く遅い感じである。
おそらくブタクサかイネの花粉かと思われるが、その時期が猛暑の影響で遅れているのではないかと推測する。
ようやく猛暑が終わったのに、その影響がこの時期にまで出てるのかと思うとちょっと辟易としてしまう。
 
そんなことを思っていたら、よく似たようなことがあったことを思い出した。
それは今年の夏の蚊の状況。
この夏は猛暑のせいというか、おかげというか、蚊にほとんどさされずに済んだと思っていたら、9月末から10月にかけてけっこう刺されるようになった。
蚊はどうやら高温になりすぎると生きていられないようで、8月に軽井沢にキャンプに行った際、現地の人が、今年は蚊がほんとに少ないと言っていたのを思い出した(それでも軽井沢は最高気温が30℃程度だったので、東京とかに比べると蚊は多かったようだが)。
これも、猛暑の影響なのは間違いなく、他にもいろいろな事象が後ろ倒しになっているのではないかと感じた次第である。
 
ということで、猛暑によって生態も変わりかけているのでないかと思った、という話でした。