「推奨服」という相対的な言葉

先日、うちの娘(小学3年生)の学年で、社会見学があった。1日バスで消防署や果樹園をまわるというスケジュールで、要はバス遠足である。
うちの娘も楽しみにしていたのだが、その直前に風邪を引いてしまい、前日も熱が上がったり下がったりといった様子で、当日も咳が治まらなかったので、泣く泣く欠席することとなった。文字通り、泣く泣くといった感じで、娘は行きたいと泣いていたが、バスで調子を悪くして先生やまわりの児童に迷惑をかけてはいけないということで、娘を説得して休ませることにした。
娘は幼稚園の年長のときも、体調不良でお泊り会を欠席。どうやらこういったイベント事ではついていないようなので、行けたらラッキーくらいに考えるよう諭している。
 
さて、今回の本題は、その社会見学について学校からの案内に書かれていた内容に関して。
その学校からの案内には、当日のスケジュールや持ち物などが書かれているのだが、服装については「推奨服」と書かれていたのである。
 
私はこの「推奨服」という言葉、はじめて目にしたのだが、これはどういうことなのかと困惑した。
学校が推奨する服、という意味なのだろうが、この社会見学の場合に、学校がどんな服を推奨するのか聞いたことがない。普段は制服で通っているので、これが推奨服のような気もするが、今回は果樹園にも行くので、ジャージようなものを推奨している可能性もある。場面場面によって、推奨する服も変わってくるだろうと思ったわけである。
 
で、今回の推奨服とは何だろうと思っていたところ、育児という意味では先輩である私の妹に聞く機会があったので聞いてみたら、推奨服とは制服のことである、とドヤ顔で言ってくる。
だったら、推奨服とは言わずに制服と言えばいいのに、と私が反論すると、疑うのであれば自分で調べてみろと言われ、別に疑っているわけではないんだけどなと思いつつ、調べてみるとやはり推奨服≒制服のようだった。
 
そういうもんだと思えばいいのだろうが、やはりもやもやが残る。
推奨という言葉は、誰かが薦めるという意味があるので、その誰かが変わったり、場面が変わったりすると、薦めるものも変わってくる相対的な言葉なはずである。それを≒制服という絶対的な意味で使うのはやはり解せない。
今回の社会見学の場合でも、そういった紛れが起きにくいよう、制服という言葉を使うべきだと、改めて思ったわけだが、いかがだろうか。
 
ということで、推奨服というあいまいな表現はやめてほしいと思った、という話でした。