9月も中旬に入り、今シーズンのプロ野球も終盤戦に差し掛かっている。
我らがカープも、8月を終わった時点で僅差ながら首位をキープ。十分に優勝を狙える位置にいた。
そんなこんなで、9月に突入。
まずは横浜でDeNAに3連敗。
とくに3戦目、2点リードされる展開もそこから追いつき、延長11回に勝ち越し、連敗ストップかと思いきや、その裏に逆転されるという結末。
不可解だったのは、11回裏の投手起用。塹江がヒットを許して、そこから3連投の松本にスイッチ。あれよあれよと塁を埋められ、最後は押し出しの四球でサヨナラ負けとなった。
控え選手の状況はわからないので勝手なことはいえないのだが、この時点でまだ黒原も残っており、右バッターが続くとはいえ、3連投の松本を起用した意図がわからなかった。
続く、マツダスタジアムでの中日3連戦も、1勝2敗の負け越し。
バンテリンドームでの中日戦は鬼門と言われていたが、この3連戦で中日は髙橋宏斗が投げているわけでもないのに、1勝2敗はいただけない。
そして、この火曜日からの首位巨人との首位攻防戦。この時点で、ゲーム差は1。得意のマツダスタジアムでの巨人戦に勝ち越して、しっかりついていきたいところ。…だった。
初戦負けで迎えた、昨日の第2戦。
堂林の2打点でリードして迎えた9回表。守護神栗林の登場で、この試合はもらった、とカープファンの誰もが思ったはず。
しかし、である。そこから四球連発で、あっという間に逆転、そこからさらに失点を重ね、9点を取られるという惨憺たる結果に終わった。
栗林については、こういう日もあるということで、責めることはできない。ただ、明らかに調子の悪い守護神の替えどきを首脳陣が見誤った感が大きい。
上述した、DeNAにサヨナラ負けした試合同様、ここに来て非情になれない采配が目につくように感じる。
これで首位巨人とは3ゲーム差。
もちろんまだあきらめる差ではないのは重々承知なのだが、今年優勝できなかったとすると、この試合(と9月5日のDeNA戦)がターニングポイントだったと言われる、そんな敗戦だったように思う。
前にこのブログでも書いたが、今年のカープ、戦力的には(とくに野手陣は)他チームに比べて劣っているところを、采配や選手マネジメントなどのベンチワークで、この位置につけていると見ている。
ただ、そのベンチワークも、ここに来て綻びが見え隠れする。今シーズンも最終盤、温情采配ではなく、勝ち切るための采配・選手起用をして、悔いのないシーズンにしてもらうことを願ってやまない。