異常な猛暑が続く今年の夏。8月も終わりかけているが、猛暑日は続いている。
いわゆる観測所ベースでの猛暑日のペースは減っているが、実質35℃を超える日はまだまだ連日続いており、9月はおろか、10月末まで続くのではないかと言われている。さすがに10月末は言い過ぎかと思うが、10月でも猛暑日を記録することくらいはあるかもしれない。
さて、そんな中、うちのような工場を運営する会社では、この暑さへの対策は年々強化をしていっている。スポーツドリンクによる水分・塩分補給、アイスベスト(凍らせたアイスノンのようなものを入れるベスト)の着用、空調服の着用、こまめな休憩など、熱中症にならないようさまざまな対策を実施している。
ただ、それでも暑いのには変わりはなく、現場で作業に従事してもらっている社員には苦労をかけているのは間違いない。
これはうちの会社に限らず、多くの製造業では似たような状況にあるかと思う。どこも熱中症にならないよう、神経を尖らせて対応にあたっている。
一方で、この暑い8月。少なくともうちの会社では生産量・出荷量は下がる。暑さと直接関係あるのではなく、お盆を挟むため、顧客もお盆で休むため購入量が減るし、運送業者も休みで出荷頻度が下がるので、量はどうしても減ってしまう。
8月と年末の12月はどうしてもそうした傾向が出てくる。
で、何が言いたいかというと、この8月、もともと生産量や出荷量が低く、加えてここ近年の暑さが鑑みると、もう生産活動はしないほうがいいのではないかと思ったわけである。
最近、週休3日の議論がところどころで出てきているが、それだったらいっそのこと8月を休みにするという案が出てきても良さそうだ、と思ったりしている。
もちろん細かいところは議論の余地はあるが、お盆に加えて一番暑い時期にかけて一斉に休んでしまうという案は、猛暑対策や働き方改革などの流れにあっているような気がしてきている。
大手あたりからこういった流れができると、もしかして広がったりするかもしれない、なんて思った次第である。
ということで、8月は工場を止めて1ヶ月休みにしたほうがいいかもしれない、という話でした。