夏の日本縦断旅行も4日目。いよいよメインイベントのキャンプに向かった。
もともとは私が軽井沢でBBQをしたい言い出したことで同級生が企画してくれたキャンプ。このキャンプにするために組んだ旅行ということもあって、ここが充実するかどうかが、今回の旅行全体の満足度を左右するといっても過言ではない。
草津温泉から軽井沢までは約1時間程度。
途中、有料道路がいくつかあり、3つの料金所でそれぞれ数百円単位の通行料を取られた。なんでこんなに細かく通行料を取るのかちょっと不満もあったが、それ以上に現金しか使えないことが納得いかない。ETCでも使えればそんなに不満もないのだが、いちいち止まって料金を支払うのが面倒だし、そのうち1つの料金所では小銭や1000円札をもっていなくて、10000円札で支払うことに。おつりのやり取りなどが不毛だなと思いながら、車を走らせた。
で、最後の料金所で支払いをした後のこと、目的地から残り5kmあたりで謎の渋滞に巻き込まれる。山道の片側1車線でUターンもできないような道路。まったくと言っていいほど車が進まない。
何事かと思ったが、その原因は白糸の滝の駐車場だった。片道1車線の山道の途中に、その道路に面するかたちで駐車場があり、しかもその駐車場もいっぱいのため、その待ちで渋滞が起きていたのである。何もなければ10分もすれば行けるはずだったのが、最後30~40分かけてようやく現地に到着となった。
そんなちょっとしたパプニングもあったが、会場に到着して同級生と合流。
今回は自分も含めた同級生6人とその家族が参加し、キャンプの設営がはじまった。
私は普段、キャンプに行くときは子どもたちと行くので、設営は一人で全部やることになるのだが、今回は男手が多く、テントも早くに準備が終わり、夕食の準備を進んだ。
子どもたちも最初は緊張していた様子だったが、徐々に慣れはじめていっしょに遊びだした。うちの娘は、自分の弟の面倒はほとんど見ないのだが、同級生の息子の1歳児はかわいかったようで、面倒見がいいお姉ちゃんに変貌していたりして、見ていて面白かった。
ちょっと想定外だったのが、軽井沢の気温。夏でも涼しいので軽井沢でBBQしたいと思っていたのだが、蓋を開けてみれば、台風一過の影響もあったのか、最高気温は30℃。日陰はすずしいのだが、直射日光があるとやはり暑い。もう少し優雅にキャンプをやるつもりだったが、ここはイメージとちょっと異なる結果になってしまった。
ちなみに、今回の会場のライジングフィールド軽井沢は、全体的にきれいなで、売店も充実しており、初心者にもやさしいキャンプ場だった。近くにあれば頻繁に利用したい感じ。交通の便も、軽井沢駅と草津温泉を結ぶ路線バスも出ていて、車がなくても問題なく行くことができるので、使い勝手がいいなと感じた。
夕方になって、いよいよBBQ開始。食材を買いすぎという問題もあったりもしたが、なごやかに時間が過ぎてゆく。子どもたちはすっかりうちとけあい、途中花火もやったりして楽しんでいた。
疲れていただろうが、なかなか寝ようとしないので21時過ぎには寝かしつけ。
そこからは大人(と同級生の子どもの中学生)で焚き火を囲んで会話を楽しんだ。自然の中で旧友とその家族で交流できて、純粋に楽しかった。
みんな概ね満足だった様子で、ぜひ定例化しようという話になって、夜の部は解散となった。
翌朝は夜中からの頭痛であまり眠れないまま起きる。まあ、これは前日の飲み過ぎということで仕方ないか。
それでもどうにか起きるとみんな朝食を楽しんでいたのだが、私は食欲もないままぼーっとしてたら、そのまま撤収へ。
この日も気温は高く、午前中の早い段階で25℃を超えていた。東京などに比べれればぜんぜん涼しいのだが、軽井沢ということを考えるとやはり想定外。同級生の一人も軽い熱中症の症状が出たりもした(すぐに休んだので大事には至らず、休憩後に復帰)。
今回の参加者は、半数以上がキャンプ未経験者。撤収は思っていた以上に大変だったようで、暑さも相まって、苦行の様相を呈していた。
前日の夜の段階では、また来年もやろうとテンションが高かったメンバーも、帰るころには誰も次回の話はしなくなる感じ。事前の話では、キャンプ終了後にみんなで温泉にでも行こうかという話もあったが、疲れていてそれどころの話ではなくなり、最後に記念撮影をして、各家族それぞれが帰路についた。
初日はこれまでにない非日常感もあり、子どもたちも楽しんでいたのだが、最後にどっと疲れたというキャンプとなった。
ただ、だからといってもうやりたくないという感じでもなく、充実の2日間だったことは間違いない。また来年以降も続けたいという感想ではあったし、うちのこどもたちもまた来たいということだったので、改善も加えながら、定番イベントにしていければいいなと思った次第である。
ということで、今回の旅行のメインイベントのキャンプが楽しかった、という話でした。