夏の日本縦断旅行-初日~マリオット新業態の戦略

観測史上最高に暑い夏と言われている今年の夏、我が家のメインイベントとして、車での日本縦断(というとちょっとおおげさだが)旅行を予定している。
大学の同級生家族と軽井沢でキャンプをするということになり、それにあわせて、本州の西のほうから、車で1週間の旅行をしようということなった。
 
そして、いよいよ迎えた初日。
今回は6泊7日の旅程なのだが、お盆の混み具合とかがわからないので、初日と2日目はできるだけ進んでおきたいと思い、ホテルは予約せずに、当日たどり着いた近くのホテルを予約するつもりでいた。
のだが、ちょうどいろいろと準備をしていたときに、たまたまインターネットラジオサービスのVoicyで発信をしているちきりん氏の配信を聞いていたら、世界的に有名なホテルチェーンであるマリオットの新形態が面白いということを発信していた。
 
このマリオットの新しい形態のブランド名が「フェアフィールド・バイ・マリオット」で、全国各地にある道の駅に併設する形で出店をしているとのこと。ちきりん氏はこの新形態のホテルの戦略が面白いということを配信していたのだが、道の駅隣接であれば車で移動するという今回の旅行にマッチしているということと、実際に自分の目でも見てみたいと思ったのとで、検索してみたら、ちょうど旅程にマッチするホテルがあった。
上述したように、お盆ということでどこまで進めるかわからなかったのでちょっとリスクがあったのだが、前日の夜に、思い切って予約してみた。
 
そんなこんなで、迎えた初日の朝。
前日にある程度のキャンプ道具を車に積み込みをしていたので、当日の朝は着替えなどの準備をして、余裕をもって出かけるつもりでいたのだが、なんだかんだでバタバタしてしまい、余裕もなく出発。近くでレンタルビデオ屋でDVDを借りて、子どもたち酔い止めを買って、ICから高速道路に乗り込んだ。
 
ただ、そこからは割と順調で、途中でちょっと渋滞もあったが、15分くらいで抜けることができた。Google Mapでは自宅からホテルまでは6時間ちょっとくらいだったが、休憩などを考慮すると、だいたいこのくらいの時間で到着することができた。
途中あった問題といえば、料金所でETCが使えずに戸惑ったことと、高速から降りた後に後ろからパトカーがやってきてちょっと焦ったことくらいか。
ETCのほうは、高速に乗ってからエラーが出てしまい、そこでカード入れ直したことが原因なのか、それとも精算の料金所が、入ったICから遠く、かつ幹線の高速道路の料金所ではなかったからなのかわからないが、料金所で後ろにも車が並んでしまい、申し訳ないことをしてしまうことになった。
パトカーのほうは、何も悪いことしていないのに後ろから近づいてくるとドキドキするものだが、3台ほどのパトカーが私の車をスルーして前のほうに進んでいった。どうやら事故があったようで、それで現場に急行していたようである。
 
そんなこんなで目的のホテルに到着。
「フェアフィールド・バイ・マリオット」は新しくてオシャレなホテル。必要十分な設備で快適だったのだが、1つ問題があるとすると、それは夕食。
このホテル、いわゆるレストランをもっていない形態で、それ自体は戦略上理にかなっていると思うのでいいのだが、道の駅に併設しているという立地上、まわりに食べに行くところがない。しかも、頼みの道の駅の飲食施設は早々に店じまいしてしまっている。
そのことは事前にわかっていたので、今回は途中にあったコンビニで夕食を買って向かったのだが、いつもとあまり変わらない食事になってしまい、ちょっと残念だった。
 
この事前にわかっていたけれど、それでも残念というのおそらくミソで、そのくらい夕食の満足度が旅の満足度に直結するのだと感じた。インバウンドであればなおさら夕食難民が増えそうな気がするので、マリオットとしてもここを改善しないとリピート客がついてこないのではないだろうか。
朝食は道の駅で食べることができるようだが、夕食もどうにかならんかなと思ったりした次第である。
 
ということで、我が家の夏の一大イベント、1週間にわたる車での日本縦断旅行がはじまった、という話でした。