先週末、隣接する自治体で花火大会があるとのことで、小学3年生の娘と3歳10ヶ月の息子を連れて見に行ってきた。
地方とはいえ(地方だからこそ)、車で移動すると渋滞で帰ってこれなくなるので、電車移動。私が子どものころは、祖父母の家に遊びに行くのに電車を使っていたし、中学や浪人時代に電車通学をしていたので、けっこう馴染みがあったが、いったん大学で東京に出て戻ってきてからはもっぱら車移動がメイン。新幹線は出張などでよく使うが、電車はこういった機会くらいしか使わなくなった。
子どもたちも電車は年に1,2回程度だが、たまにはこうしたイベントで電車を使うのも悪くないなと思いながら、現地に向かった。
この花火大会、毎年この時期に行われているが、コロナ前には2019年に娘と行ったことがある。そこからコロナで3年連続中止。昨年2023年から復活したので、娘と息子を連れて行ってみたのだが、3年間のブランクがあったからか、予想以上の人混み。会場近くでは屋台が出ているのだが、どこから並んでいるのかわからないくらいの混み具合で、そもそも歩くこともできないくらいだった。そこで屋台で何か買うのはあきらめて、会場からちょっと離れたホテルの軒先で売られている生ビールとジュースを買って、そこから鑑賞することにした。
今年はその去年の教訓があるので、屋台にはいっさい目もくれず、そのホテルの軒先に直行。ちょっとした食事やつまみも会場近くのコンビニは混んでいるので、地元のコンビニで準備をしておいた。
屋台のほうに行かなければ、花火が始まる30分前に最寄りの駅についていればよく、花火を観たらすぐに帰ればいいので、変に疲れなくていいし、割とゆっくりビールを飲みながら花火鑑賞ができるのでなかなかいいプランだと思っている。
そのプランどおりに実行して、ビールとジュースを購入して、腹ごしらえをして花火を待つことに。生ビールがちょっとぬるかったのが玉にキズだが、予定通り20時から花火が上がりだした。
と、ここまでは予定通りだったが、ここから想定外の出来事が。下の息子が花火の地鳴りのような音に驚き、泣き叫ぶことに。ドン、ドン、と花火が上がるたびに、帰る~と駄々をこねるのである。
去年もまったく同じシチュエーションだったのだが、このときはとくに泣くこともなく楽しんでいた。それが今年はまったく違うリアクションに。
現地で泣き叫んで大変だったので、退散することに。10分も鑑賞せずに、そそくさと帰りの電車に乗り込んだ。おかげで座って帰ることができたし、当日あったオリンピックの男子バスケの日本戦を観ることができたけど。
さらにその翌日、今度は映画館に現在上演中の「怪盗グルーのミニオン超変身」を観に行ったのだが、途中から息子がこわいと言い出した。どうにかなだめたのだが、我慢できなかったようで外に出ていってしまった。仕方ないので、私も席を離れついていき、その後は入口脇の階段で見る羽目に。なかなかおもしろい内容だっただけに、もう少しゆっくり観たかったのだが、仕方ないか。
ちょっと前に似たような映画を見たときにはこういったことはなかったのだが、ここに来て映画の中身もある程度は理解できるようになってきたのかもしれない。
こんな感じで、連日花火と映画で同じような場面に出くわすことになった。
推測するに、これまでなかった、こわいという感情が芽生えたということか。前向きに捉えれば危険を察知する能力が備わってきたとも言えそう。
もう少し理解が進むと、これがこわいことではないこともわかってくるのだろうが、ここからしばらくはこの「こわい」という感情が前面に出てくるだろうと思われる。そのことを念頭におきながら、各種イベントや行事などに参加していく必要があるなと思った次第である。
ということで、息子が4歳を前にこわいという感情が芽生えだしてきた、という話でした。