パリオリンピックが開幕した。
開会式はまったく見ておらず、X(Twitter)で得たマリーアントワネットが出てくるという情報くらいしかないのだが、こうやって開幕するとなんだかんだで始まった感は出るのだなと思った。
私がオリンピックを一番見たのはおそらく1992年のバルセロナオリンピック。このとき中学3年生。次のアトランタオリンピックは1996年で浪人生だったこともあり、見たかったがあまり見れず。さらに次のシドニーは大学4年になり関心も薄れ、2004年のアテネからはあまりオリンピックの記憶がない。
しかし、前回の東京オリンピックのときに、あと何回オリンピックが見れるかわからないので4年に1度のスポーツの祭典は楽しもうと思い直し、今回も興味のある競技を中心に見ようと思っている。
さて、日本におけるオリンピックはなんといっても柔道。オリンピック前半戦にある柔道でどのくらいメダルを取れるかで、日本で盛り上がるかが決まると言っても過言ではない。
そんな感じだったので、柔道初日の女子48キロ級と男子60キロ級はスルーしてしまった。
翌日のネット情報で、女子は金、男子は銅のニュースを見たくらい。少しくらいリアルタイムで見れば良かったかなと思いつつ、まあいいかという感じだった。
その流れで柔道2日目、女子52キロ級と男子66キロ級。
阿部兄妹の登場であるが、この日もとくにテレビ中継を気にすることなく、1日を過ごしていたら、ネットの情報で阿部詩が2回戦で敗退のニュースが入ってくる。
あわててTVerでその試合を見てみると、最初阿部が技ありを取るも、一本取られての逆転負け。試合後に号泣している姿を見て、こちらも泣いてしまいそうになるくらい。リアルタイムできちんと見なかったことを後悔した。
聞けば相手は世界ランキング1位、阿部がノーシードだったため、こういった組み合わせになったとのこと。どういうしくみでノーシードになったのかよくわからないが、オリンピック前から戦いは始まっていたのだなと感じた。
一方、兄の阿部一二三は、この時点で準決勝進出が決まっていた。阿部詩の試合を見るまでは、決勝まで見ると1時ごろになるので、早く寝ようと思っていたのだが、やはりリアルタイムで見ないといけないと思い直した。
結果としては、準決勝は延長に入ってすぐの袖釣込腰からの大外刈りで技あり勝ち、決勝は技あり2つで一本と相手を寄せつけない柔道で金メダル・連覇。月並みな言い方になってしまうが感動したし、勝利の瞬間の妹・阿部詩の涙を見て、こちらももらい泣きしそうになってしまった。
勝ったからというわけではないが、起きて観て良かったなと思った次第である。
ということで、阿部兄妹の試合を見て、改めてオリンピックはいいなと思った、という話でした。