6月は目標の5冊には届かず、4冊の本しか読むことができなかったが、ここではその感想をまとめておきたいと思う。
6月に読んだ/聞いた本は以下のとおり。
・君のクイズ(Kindle)
・住宅ローンは「変動」で借りなさい(Kindle)
・「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本(Audiobook)
・20歳の自分に読ませたい文章講義(Audiobook)
以前から気になっていた小説を、出張帰りに一気読みした。
競技クイズ(いわゆる早押しクイズ)を描いたミステリー。ミステリーと言っても、殺人事件が起きるわけでなく、生放送のクイズ番組の最後に、問題文が読まれ始める前の解答が正解になり、それがいかさまなのか、何か根拠があるのかを、ライバルが解き明かしていくという内容。
小学校のときにウルトラクイズなどのクイズ番組にはまっていた私としては面白く読むことができた。早押しクイズは、問題文のある時点で解答が1つに定まるポイントがあり、解答者は知識と推理によって正解を導くのだが、そのあたりの早押しクイズの妙をうまく使った設定で楽しむことができた。
住宅ローンは「変動」で借りなさい
私は今から8年前に自宅としてマンションを購入したのだが、その際に組んだ35年ローンでは変動金利を選択した。その後、今から2~3年前あたりから金利上昇の話題が出だして、固定金利への借り換えが必要なのではないかと、ずっとモヤモヤしながらも、面倒くさくて放置していたのだが、今回この本を読んで、固定金利への借り換えは必要なさそうなことを理解することができた。
変動金利でいい根拠はこの本の中でいろいろと説明されているが、その中で一番納得したのは、住宅ローンははじめの10年間の金利が重要であるということ。当然のことながら、ローンは徐々に元本が減っていくので、返済中は前半のほうが利子が多くなり、後半は利子が減っていく。私の場合はすでに8年が経過しており、利子が多い最初の10年が終わりかけているため、そこまで気にしなくてもいいということが理解できた。
もちろん、これから金利がどう推移していくかわからない。ただ、少なくとも今の時点から見て、固定金利のほうが絶対に有利とは言い切れないことがわかったので、この変動と固定のどちらを選ぶかという問題は、今後考えなくてもいいという結論を出せて良かった。
「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本
こちらは、とくに目新しい内容はなく、ごく平凡な健康本。内容自体は間違っていないと思うが、新たな発見はなかったので割愛。
20歳の自分に読ませたい文章講義
先日、Audiobookで聞いた、同著者の「取材・執筆・推敲」が面白かったのだが、その要約版のような同書が半額セールになっていたので購入して聞いてみた。
自分が解けた問題のみ語ることができる、とも言っており、いわゆる文章術だけでなく、書く上での姿勢のようなものを問われているような気分になったりした。
「取材・執筆・推敲」とあわせて、紙の本かKindleできちんと読んでみたいと思った。
以上、6月に読んだ/聞いた本の感想でした。