先週末、娘(小学3年生)の学校の運動会があった。
私が子どものころの運動会と言えば秋が定番だったが、最近は春開催。加えて、私のころは1日開催だったが、今は半日開催。親としてはかなり楽だなと思う。
ただ、そうなると、プログラムを端折る必要があって、昔で言えば、徒競走、ダンス・体操、団体競技が各学年で行われていたが、今回の娘の学校のプログラムを見ると、この3つのうち2つになり、しかもダンス系は2学年いっしょにやるという構成。一部の学年では徒競走もなかったりする。
さらには運動会名物と言っていいリレーは行われない。足が遅かった私としてはリレーなんていらないと思っていたが、そこが売りの子どもからするとヒーローになる場がなくなったとも言える。運動会の意義や盛り上がりを考えると、リレーはあってもいいのかなと思ったりする。
そんな運動会。
娘は徒競走ではビリになるも、ダンスはしっかり踊って楽しんでいる様子。そんな姿を見て、よかったなと思った。
さて、ここからが本題。
小学校の運動会では赤組と白組に分かれて、点数を競うという形式がほとんどかと思うが、今年娘は赤組で、結果としては、白組の勝ちで終わった。
私としてはここで勝とうが負けようがどちらでもいいという感覚だったのだが、帰りに娘は負けたことにかなり憤慨しているのである。
挙げ句の果てには、私が白系(実際にはベージュ)の服を来ていたのが悪いとか、私の車のボディが白いがいけないとか言う始末。
八つ当たりも甚だしいのだが、そんなに運動会の勝ち負けにこだわるものかなと思ったりした。
少なくとも私は子どもころから、運動会の勝ち負けにはまったく執着していなかった。
赤組と白組に分かれて競ったほうが盛り上がるし、くらいの感じで、運動会に彩りを加えるスパイスみたいなものと認識していた。
紅白歌合戦でも一応勝ち負けはあるが、あれと同じくらい勝ち負けはどっちでもいいと思っていた。
それが、娘の場合、1週間経っても、くやしいと言いながら、来年は赤組が勝つと意気込んでいて、来年は白組になるかもしれないよ、と言っても収まらないのである。
これはどちらがいいか悪いかということではないのだが、どっちが一般的なんだろうと思ってみたり。
私は子どものころから、どちらかというとひねくれていて素直ではなかったこともあり、万事冷めた見方をしていたのかもしれないが、運動会の勝ち負けについてはまわりも似たような感覚だと思っていた。
ただ、娘のまわりでは運動会で自分のチームが負けて泣いてしまう子もいたということなので、もしかするとこだわるほうが普通なのかもしれない。
世代によって差があるのか、それとも時代に関係なく個体差なのか、ちょっとまわりにも聞いてみたいと思った次第である。
ということで、自分と娘で性格もだいぶ違うんだなと感じた、という話でした。