セブンイレブンのバイトはセブンイレブンの商品を買えない時代なのかもしれない

コロナ明けの様相を呈し、インバウンド華やかなりし今日このごろ、都市部ではホテルの価格が高騰しており、出張に支障きたす事例も出てきているようである。
出張に出ても、東京では手頃なホテルが空いていないので、隣県に泊まって、そこから移動して東京までやってくる、なんてケースもちらほら聞いている。
ここ数十年のデフレと足元の円安で、日本人は海外旅行に行けなくなったなんて言われているが、海外旅行だけでなく、国内旅行にも行けない時代になりつつあるのかもしれない。
 
そんな中、我らがセブンイレブンも着々と値上げを敢行している。
このブログでも何度か書いたが、ここ1,2年で、数年前に比べて30%以上は価格が上がっている感覚。
お昼に、麺類、惣菜、デザートにコーヒーなんて買った日には1,000円では済まない。我ながら貴族の昼食かと思ってしまう。
 
ここまで価格が上がってくると、ちょっと偏見のある見方かもしれないが、コンビニバイトをしている人は、日本人が日本で旅行ができないように、コンビニでは商品を買えなくなってきているのではないかと思っている。
 
ここで言うコンビニの商品とは、厳密にはコンビニ開発の商品で、弁当や麺類、副菜やスイーツなどのコンビニ各社が開発している商品を指している。ナショナルブランドの商品は含まない。
ちょっとした、カップに入っている副菜なんかは300円もするし、スイーツも300円台がメインになってきていて、学生のころだったらとても手が出ないなと感じる。
弁当や麺類も600円台が主流になってきて、腹いっぱい食べようと思ったら、こちらには手を出さず、カップ麺とおにぎりの組み合わせになってしまうだろう(カップ麺は200円オーバー、おにぎりも200円前後なので、この組み合わせでもギリギリワンコインという感じ)。
 
コンビニバイトの人が、コンビニの商品を買えないと言うとちょっと大袈裟かもしれないが、そういったバイトの人に限らず、数年前であれば3品買っていたのを、2品にしか買えないなんてことは、全国各地ですでに起きていると思う。
 
こんな感じで相対的に日本人が貧乏になっていき、さらにその中で差が出始めているのではないかということを、毎度コンビニで昼めしを買うたびに思ったりしている。
足元、物価高が続いているが、コンビニで普通に買い物ができるくらい、連動してしっかり給与が上がるのか、注視していきたいと思う。
 
ということで、セブンイレブンのバイトはセブンイレブンの商品を買えない時代に突入しつつある、という話でした。