この週末、知人の結婚披露宴があって、出席してきた。
出席するだけならいいのだけど、主賓の挨拶まで頼まれたからやっかいで、数週間から何を話そうか思案してきた。
「やっかい」とは書いたが、私はこういった人前でする挨拶は嫌いではない。誰か他の人の挨拶を聞くと、自分だったらこう話すのになと考えたりもする。
嫌いではないのだが、とはいえそれなりに緊張もするし、挨拶文考えてそれをあらかた覚えるのもしんどい。
こういった挨拶やスピーチを引き受けたときの心境の変化は以下の感じである。
まず最初話をもらったときは、まあいいよ、といった感じで受ける。
その後数日、あんなこと話そうかな、こんなこと話そうかなと、いろいろと考える。この時点ではむしろ楽しいくらい。
当日が近づいてくると、そろそろ話をまとめないといけないとなり、このあたりからしんどくなってくる。
前日から当日にかけて、まとめた内容を頭に入れる。このときはなんで引き受けたのかと後悔する。
で、実際話し始めると、それなりに楽しく、終わるとホッと一息。やってよかった、となる。
結婚披露宴の挨拶に限らず、仕事でのプレゼンテーション含めて、人前で話をするときの心境はだいたいこんな感じである。
では今回の披露宴はどうだったか。
新郎・新婦の考えもあって、ウェルカムドリンクが用意され、披露宴が始まる前からアルコールが提供された。
少しくらい飲んでおいたほうが緊張もやわらいでいいだろうと、ビールを2,3杯飲んだのだが、これがよくなかった。
披露宴が始まり、新郎の挨拶が終わってすぐ、最初の挨拶ということで私の名前が呼ばれて、マイクに向かった。
最初は無難に滑り出したのだが、途中からアルコールの影響か、ふわふわした感じになり、自分が今どこを話しているかよくわからなくなってしまった。
そして事前に考えていたスピーチ原稿の一段落分くらいがスッポリ抜け落ちてしまい、思い出してリカバーしようかとも考えたが、どうも思い出せそうもないし、思い出したとて文章がつながらないリスクもあるので、そこはカットして、どうにか取り繕いながらスピーチを終えることとなった。
どうにか無難にまとめることはできたのだが、個人的には悔いの残る結果となった。
その後は、緊張から解き放たれ、披露宴を楽しんだのだが、スピーチの失敗を取り返すかのように飲んでしまい、当初想定していた以上に酔っ払ってしまった。
迷惑がかかるほどは飲んでないと思うので問題はなかったかと思うが、楽しいながらもいろいろと反省しないといけない1日になった次第である。
ということで、スピーチ前のアルコール摂取はほどほどにすべき、という話でした。