確定申告の季節

3月も中旬となり、今年も確定申告の締め切りが近づいている。
サラリーマン時代は無縁の行事だったが、地元に戻って経営者になってから、自社株の配当があるから確定申告するように税務署からお達しがあり、それから毎年やっている。配当のほうも源泉徴収しているのだから、必要ないだろうと思ってはみたが、どうもそういうことではないらしい。
面倒くさい作業ではあるのだが、住宅ローンの控除などで税金が戻ってくるので、それほど後ろ向きには考えていない。
 
ただ、私の場合は、会社の給与と配当に加え、住宅ローンに、ふるさと納税非営利団体への寄付くらいしかないのだが、それでも毎年ここはどうやって入力するんだったけ、と迷う項目がいくつかある。
毎年のことなので、きちんとマニュアルをつくっておけばいいのだが、毎年なんとかなっているし、1年に1回の作業なので、めんどうくさくてつくっておらず、毎年同じところでつまづいているのだが、それは仕方がない。
 
そんなこんな締切が間近になってから、国税庁のページにアクセスしてようやく作業を開始したわけだが、先日マイナンバーカードを取得したこともあって、今回はe-taxに挑戦してみた。
挑戦と言っても、去年までとほぼ同じ、というかまったく同じ画面に入力していくだけで、最後に印刷して税務署にもっていくか、そのまま送信するかの違いだけ。
どうも寄付金控除の証明書などは添付の必要もないらしく(ただし保管はしておかないとダメらしい)、かなり楽になった印象である。
 
毎年この時期になると、いつもガラガラの税務署の駐車場はいっぱいになり、この時期のためだけに駐車場を確保しているのではないかと思うくらいだが、そういえば今年は税務署前の道路の混雑具合が例年に比べると少し少なく感じる。それだけe-taxが浸透しているということだろうか。
個人的には、税務署までは歩いていけるし、書類提出だけであればそんなに時間もかからないので、気分転換がてら提出しに行っていたのだが、今年はそれもなくなった。
全体としてはこうやって電子化が進むのはいいことなので、もっと普及すればいいと思う。
 
そんなこんなで今年もギリギリになりながら、確定申告を終えることができた。
作業自体は決してやりたいものではなく、だからといってそれほど苦痛でもないのだが、それでも終わるとスッキリするもので、ちょっと晴れ晴れな気持ちになるから不思議である。
 
ということで、早く終わらせるに越したことはないのだが、おそらく来年もギリギリになるんだろうな、という話でした。