【WBC】日本vs中国の感想

WBCが開幕した。
日本が入っているPOOL Bよりも1日早くPOOL Aが始まっているが、こちらは初戦でオランダとキューバが激突し、ここはオランダが勝利。翌日の2試合目も勝利して頭一つ抜け出した感じ。一方のキューバは2連敗で1次ラウンド敗退が濃厚になってきたか。
さらに、チャイニーズ・タイペイは初戦でパナマに敗戦。これは波乱なのか、パナマがけっこう強いのかよくわからないが、POOL Aは混沌してきているのは間違いなさそうである。
 
さて、POOL B、日本は初戦で中国との対戦だった。
 
結果は8-1で、日本が勝利。
勝つには勝ったが、正直あまり気持ちがいい感じはしなかった。
 
私は今回のWBCで必ずしも日本に勝ってほしいとは思っていない。せっかくのスポーツイベントなので、試合はきちんと見ようと思っているが、日本が勝つか負けるかはどちらでもいいと思っている。
そんな中で、気持ちがいい感じがしなかったというのは、相手の中国を舐めているように感じたからである。
 
初回の日本の攻撃。ノーアウト満塁から4番村上が四球で押し出しまではいいとして、5番の吉田、6番の岡本とストライクが入らないピッチャーに対して、ともに2球目を打っていって凡退。さらに浅い外野フライでのタッチアップでダブルプレー。本来であれば、ここで5点は取らないといけないところ、1点どまりとなった。
2回の攻撃でも源田が牽制死。リプレー見るとセーフっぽいが、それでも油断があったように見えた。
1次ラウンドはコールドもあるので、そうなると観に来た人やテレビ中継に迷惑がかかるとでも思ったのかもしれないが、いつでも点は取れると、ちょっと緊張感がないように見受けられた。
 
その後、大谷の2塁打で追加点。ここは役者が違うという感じ。あのコースをあそこまでもっていくかと驚いた。
投手大谷含めて、素人目にもレベルが違うという印象を受けた。
今大谷がNPBでプレーしたら、打撃・投手ともに三冠王を取ってしまうのではないだろうか。
 
7回、8回と追加点もあり、点数的には快勝といった感じだったが、あまり褒められた試合ではなかったと個人的には感じた。
 
日本の良かった点は、1,2,3番の出塁率の高さ。ヌートバー、近藤が出塁して、大谷が返すといったイメージがつきやすい。ただ、4番以降が今ひとつピリッとしない感じか。
あと、ピッチャーは総じて良かったように感じた。先発の大谷は言うまでもないが、2番手戸郷も球が走っているように見えたし、その後にピッチャーも危なげなかった。
 
次は、韓国戦。
韓国は初戦でオーストラリアに敗れており、ここで負けると1次ラウンド敗退が濃厚になるため、背水の陣で挑んでくるだろう。
戦力的には日本のほうが上なのだろうが、中国戦ようにはいかないと思われる。いずれにしろ、いい試合になればと思う次第である。
 
ということで、WBCが開幕した、という話でした。