10年に1度と言われる大寒波が来て、私の住んでいる地域でも大雪になった。火曜の昼から降り出して、その日のうちに積もって、翌水曜朝はさらにそこから上積みとなった。
こんなに積もったのは、近年に記憶になく、10年に1度のフレコミに異論はない。
そんな感じでかなりの雪が降ったので、娘の小学校も休校になるのかなと思ったりもした。去年の大型の台風が来たときには、早々と休校が決まったので、今回もそうなのかなと思ったが、そんなそぶりは一切なく、うちの娘含めみんな楽しそうに登校していた。
正直なところ、今回の大雪と、去年の台風では、当日の状況は今回のほうがひどかったと思うのだが、なぜ台風では休校になって、大雪では休校にならないのか、ちょっと考えてみた結果、2つ理由が思い浮かんだ。
1つめは、台風のほうが程度の予想がつきにくいということ。
台風の場合は、風や雨の強さの程度が予想しいくい。場所によってはかなりひどいこともあるし、ちょっと離れた場所だとそれほどなかったりする。ボラティリティが大きいと言えるだろう。
結果論で見ると、台風の場合、たいしたことなかったということが多いが、逆にかなりの雨風になる可能性もあるため、念のため休校にするほうが合理的なのだと考える。
一方で、雪の場合はブレが少ない。今回は大雪になって、近年にない積雪となったが、ある意味で予想通りだし、想定内だったとも言える。今回のくらいの大雪であっても、登校に大きな問題はないと判断したのだろう。
もう1つは、ケガをした場合の程度が違うこと。
1つめのブレの大きさにも関係してくるのだが、雪の場合は仮にケガをするとしても、滑ってコケる程度で済むが、台風の場合は風で何が飛んでくるかわからない。場合によっては、大ケガにつながる可能性もあるので、これを回避するためには休校やむなしという判断になったのだろう。
そう考えると、風が大きな判断基準になっているのかもしれない。今回の雪でも、朝の登校時間に吹雪になるような予報が出ていたら、もしかしたら休校という判断をしたのかもしれない。
同じように10年に1度と言われるような気象現象があったとしても、学校の判断は異なっており、非常に合理的だと感じた。そんな判断を見習って、自分も表面的な情報に惑わされずに意思決定をしたいなと思った次第である。
ということで、台風では休校になるが、大雪では休校にならない、という話でした。