昼間の5℃は、夜の5℃よりも寒い気がする

今年は11月までかなり暖かい日が続いたが、12月に入ってから一転、ようやく冬らしい気候になってきた。
12月に入ってから最低気温は一桁台になり、寒さが増してきた印象があったのだが、ここにきて、最高気温も一桁台になる日が出てきた。
こうなると、冬も本番。コートやダウンなどの防寒着が欠かせなくなる。
 
で、この最低気温の一桁台と、最高気温の一桁台、同じ気温なのだが、昼間の最高気温が一桁台になるとかなり寒い印象がある。
同じ5℃でも、朝晩の5℃と昼の5℃だと、昼のほうが寒く感じるのである。
 
これにはいくつか要因があると思っていて、1つは単純に気分的な問題。
朝晩は寒いという覚悟があるので、どうにか我慢ができるが、昼間は少しは暖かいだろうという気持ちでいるので、その分寒く感じるというもの。
期待値の差が寒さを助長しているという側面があるのではないかと思っている。
 
もう1つは、昼間のほうが風が吹きやすいから。
昼間の寒い日は風が強い印象があるのに対して、朝晩はどちらかというと風が吹いていないような気がする。
と思って調べてみたら、上空と地上の温度差の関係で、やはり昼のほうが風が吹きやすいとのこと。朝晩は太陽が出ていないので、温度の差があまりなく、風も吹きにくいらしい。
晴れている日ほど太陽が出て、上空の気温が高くなり、温度差ができるので、風が吹いて、余計に寒く感じる。
同じ気温でも風があるのとないのとでは、体感温度に差が出るが、この時期はそれをとくに感じやすいので、同じ気温であっても差が出てくるわけである。
 
何はともあれ、これから最高気温が一桁台の日が多くなる。
上述したように、晴れた日はさらに風が吹くので、寒さが身に沁みてくる。
晴れているから大丈夫と思わずに、このような日はきちんと防寒をして出かけることを心がけたいと思った次第である。
 
ということで、昼間の5℃は、夜の5℃よりも寒い、という話でした。