賃貸は新築を狙え

諸事情で、ちょっと前に引っ越しを検討していた。
今住んでいるところから近いところで、立地のいいところに新築物件が出ていたので、現地も見せてもらったりして、申し込みまでしていたのだが、結果としては、オーナーの貸出条件に合わない点があって却下となってしまった。
今回は契約まで至らなかったのだが、私はこれまで賃貸物件では新築を利用することが多かったので、賃貸では新築物件を狙うべし、ということを書いてみたい。
 
前職でとある後輩が、賃貸は新築を借りたほうがいいと言っていたのを聞いて以来、私も実践している。
前職では借り上げ社宅を利用することができ、当時私は駅から徒歩5分弱、かなり広め2LDKの部屋に住んでいた。単身用というよりかは少人数ファミリー用といった感じだったのだが、駅から近いという立地の良さと、借り上げ社宅が使えるということから、今から思えばオーバースペックな部屋であった。ただ、築年数はそれなり経っており、お世辞にも最新設備といった感じの部屋ではなかった。
前の会社では、4年間住むと借り上げ社宅でも引っ越しが認められていたのだが、私は部屋を探すのも面倒くさかったので、5年目以降も入社時に選んだ部屋に住んでいたのだが、そんな折に、上述のとおり、賃貸は新築を借りるべし、という考えを聞いた。
そのとき住んでいたマンションは別に不満があったわけではないが、しっくりきていなかったのも事実で、どうせなら契約延長せずに満足いく新しい物件を借りればよかったと後悔したのを覚えている。
 
その2年後に前の会社を退職して、大学院に進学することになるのだが、このときは後輩を教えどおり、新築物件から選んだのだが、これがよかった。
もう15年くらい前の話なので、細かいところまでは覚えていないが、学校に近く、駅からも徒歩10~15分程度、一人暮らしには必要十分な広さで、トイレや風呂ももちろんきれい、快適な部屋だったのを覚えている。
 
それからさらに2年後、地元に戻ることになるのだが、このときも新築物件から選んだ。中心部からはちょっと離れているが、どうせ車社会なので問題なく、エアコンやテレビまでついており、設備も賃貸物件とは思えない充実ぶりで快適に過ごすことができた。
家賃は地元の相場を考えると少し高かったが、東京の相場を考えると格安で、地元の知り合いからは高いと言われ、東京の知り合いからは安い!と言われたのを覚えている。
 
さて、今回は必ずしも引っ越しをしないといけないというわけではなかったのだが、ちょうど都合の立地のいいところに新築物件ができたことので、ちょっと興味をもって問い合わせてみたわけで、結果としてはダメだったのだが、その新しい物件を実際に見せてもらって、いろいろと新しい暮らしを想像してみて楽しかった。
 
賃貸に限らず、住む家というのはさまざまな条件の中から選ぶ必要があり、新しさだけを重視するわけにはいかないが、最新の設備でかつきれいな部屋に住むことでQOLは間違いなく向上すると思うので、重要な条件の1つに加えてみてはどうだろうかと思う。
 
ということで、新築物件に住むことで人生の満足度は上がる、という話でした。