衣替えの時期ということもあり、先日クローゼットの中を整理したときのこと。
そろそろ古い分を捨てて、新しくしようと思っていた買ったTシャツやトランクスが、新品の状態で複数出てきた。
私は昭和生まれということもあって、どうしてもモノへの執着が抜けきれず、捨てることが苦手なのだが、新しく替えようと思って買った新品がクローゼットの中で滞留している姿を見て、ちょっとハッとした。
今回のケース、まだ使えるのであれば新しいものを買わなければよかったと言われればそれまでだが、買ったときはもう古くなっているから取り替えようと思って買ったのもこれまた真実で、なかなか難しいなと思った次第である(自分で難しくしてるだけかもしれないが)。
さらに、部屋の脇を見ると、去年のふるさと納税でもらったビールがまだ2ケース残っていて、こちらも(消費期限が切れるわけではないが)早く飲んでしまわないと、と思ったりした。
これが、それこそ昭和の時代なら、モノをためておくという考え方も一般的であったが、時代はすでに令和、モノで居住スペースが侵食されるのはよくない。
もっと「回転率」を意識して生活しなければならないなと実感した。
具体的な対策として思いついたことは2つ。
1つは、買ったらすぐに食べる、買ったらすぐに着る。
私は昔からのクセで、買ったものをいったん寝かせる傾向がある。服なんかも買ったらすぐ着ればいいものを、一週間くらい置いておく傾向がある。一週間後に着ればいいのだが、上述したように、とくに普段着なんかは買ったことを忘れてしまう場合が多い。
食べ物なんかでも、ちょっと高価だったりするものは大事に食べようと思って、結局消費期限が切れてしまうなんてこともある。
基本、買ったものでも、もらったものでも、すぐに食べる、すぐに着る、すぐに使う、を実践するだけで、回転率はグッと上がるだろう。
もらったものなんかで、すぐに使わないからしまってしまう場合があるが、これもよくない。もらいもののタオルなんかもしまわずに、すぐに使い始めて、それでタオルが多くなったら、古いものから雑巾にしたり、大掃除のときに使ったりと処分していけばいいのである。
もう1つは、こまめに買う。
まとめ買いすることで、単価は安くなるかもしれないが、その分在庫が滞留して、置場の費用がかさんでしまう。それでは本末転倒である。
今の時代、コンビニもあれば、Amazonもある。小口で何でも発注できるのである。
上述したふるさと納税なんかも、ロットが大きくなるのであれば、すぐに消費できる分だけを残して、あとはまわりにあげてしまうのも手である。
会社と同様に、在庫が滞留することはキャッシュを減らすことになり、いいことはない。
家庭を経営するという意識をもって、単純な費用面だけでなく、在庫の回転率も意識して生活していかないといけないなと思った次第である。
ということで、すぐに消費することを心がけたい、という話でした。