2歳を楽しむ余裕

今日、うちの息子が2歳の誕生日を迎えた。
ここ最近は早く寝てくれるようになり、寝かしつけもだいぶ楽になってきたし、歩き方もしっかりしてきて、スピードも速くなってきたように感じている。
とはいえ、好き勝手歩きまわるし、一方でまだコミュニケーションもままならないので、手がかかる時期でもある。
 
この2歳から3歳にかけての時期、まわりの人は「一番かわいい時期よね」と言われることが多い。
たしかにかわいいのには間違いないのだが、この「一番かわいい時期」は(直接毎日関わらない人から見たら)一番かわいい時期であって、当事者からするとイヤイヤ期に該当するし、一番大変な時期と言っても過言ではない。なんてことをいつも思ったりしている。
 
うちの息子は、すでにイヤイヤ期の兆候は出ており、ちょっと前までは散歩に行くと機嫌良く歩いていたのに、最近では抱っこしてくれないとイヤだと駄々をこねる。食べ物も好みが出てきて、ちょっとでも気に食わなかったり、お腹が満たされているともう食べないとなる。朝起きたら、水やお茶ではイヤだと、豆乳を要求してきたりする。
1つひとつを見れば他愛もないことなのだが、それが積み重なると、親の側の疲労やストレスも蓄積して、かわいいだけではないんですけどね、なってしまう。
 
ただ、それでも一周回って、この時期の子どもはかわいい。
動物としての造形は、乳児期に比べても、幼児期後半に比べても、圧倒的にかわいいと思う。加えて、ちょっとずつしゃべれるようになる成長実感もあって、この時期にしかないかわいさがあるのは間違いない。
 
大変だけど、一番かわいい時期。私としては、せっかくだからこの時期を楽しむ余裕をもちたいと最近思うようになった。
上の娘のときは、この時期の写真を見返すとめちゃくちゃかわいいのだが、記憶として残っているのは大変というか余裕がなかった日々である。
今思えば、かなりもったいないことで、もっとゆとりをもって成長を眺めることができなかったものかとちょっと後悔している。
そこで、下の息子のときは、2歳や3歳や楽しむ余裕をもって過ごしたい。イヤイヤ期でイライラすることも多くなりそうだが、それでもどこかでこのかわいさを楽しむ心の余裕をもちたいと思う。
 
この一番かわいい時期は、これから1年半、幼稚園に入園するあたりまでかと思う。
この時期を楽しむ余裕を自分の中に常に持ち合わせたい、そんなことを思う今日このごろである。
 
ということで、息子が2歳を迎えた、という話でした。