娘に足し算を教える

8月も2周目に入ったが、小学1年生の娘は絶賛夏休み中で、毎日楽しそうに過ごしている。
楽しそうなのはいいのだが、宿題も多く、また1学期終了時の面談で、ひらがなの読み書きや足し算・引き算が遅れていると言われたため、勉強にも力を入れる夏休みにしないといけない。
 
そんなことを思いながら、夏休みのはじめに宿題の計画を立てて、うちの実家にも協力してもらいながら、宿題をこなしているのだが、足し算・引き算がなかなか上達しない。
計算カードと言われる、表に問題が書かれていて、裏に答えが書いてある、足し算と引き算の単語帳のようなカードがあるのだが、問題を見てすぐにぱっと答えることができていない。
どちらも一桁の問題なのだが、2学期以降は二桁になっていくとのことで、夏休み中に一桁はクリアできるようにしておきたいところ。
 
そこで、この週末に、まずは足し算の特訓をすることに。
足し算のカードは、以下のとおりの54枚。
 
1+0 1+1 1+2 1+3 1+4 1+5 1+6 1+7 1+8 1+9
2+0 2+1 2+2 2+3 2+4 2+5 2+6 2+7 2+8
3+0 3+1 3+2 3+3 3+4 3+5 3+6 3+7
4+0 4+1 4+2 4+3 4+4 4+5 4+6
5+0 5+1 5+2 5+3 5+4 5+5
6+0 6+1 6+2 6+3 6+4
7+0 7+1 7+2 7+3
8+0 8+1 8+2
9+0 9+1
 
娘の計算を見ていると、+0とか+1は問題なく答えられて、+2とか+3までなら何とかなる感じ。これが+4あたりからあやしくなり、+6以上になると混乱するようだった。
 
そこで、以下のようにやってみるといい、と教えてみた。
まず、+0と+1は、足される数(+の前にある数)のままか、その次の数だから問題ないよね、と確認。これで、左側2列の18枚は問題ないことを確認。
さらに、+2もどうにか計算できるようで、足されるの数の次の次の数よね、と確認。これで3列目の+2の列の8枚もクリア。
 
ここからがミソで、足し算はひっくり返しても大丈夫ということを教える。1+6と6+1は答えが同じ。そうなると、+の後の数字が大きい場合はひっくり返してしまえばいい。1+6は、6+1と同じだから、6の1つ次の数で答えは7になる、と。
これで、1行目の1+3から1+9までの7枚と、2行目の2+3から2+8までの6枚の13枚がクリアできる。
 
ここまでくると、54枚中39枚クリアで、残りは15枚。
15枚のうち、ひっくり返すことができる6枚(3+4,3+5,3+6,3+7,4+5,4+6)を除くと、残りは9枚。
この9枚だけしっかり覚えればいい、と娘に説明をしてみた。
 
すると、それまでは数が多くて計算カードをやること自体が億劫がっていたが、54枚から9枚に数が減ったことで、娘も負担が軽くなったと思ったのか、ちょっとやる気を出し始めた。
まだ間違いは多いのだが、ここだけ覚えればいいと思ってくれたのは、大きな進歩かもしれないし、少しだけでも、わかるとできるを体験させることができたかもしれないと思い、教えたこちらもうれしくなった。
 
ただ、この方法だと、答えが2桁になる足し算では通用しない。そういう欠点があるのは承知なのだが、まずはこういった計算に慣れるためにこんな教え方をしてみた。
これが功を奏するかわからないし、次の段階で躓くことになってしまう可能性もあるのだが、まずは最初の橋から渡ることが大事だと思ったので、躓いたらそのとき考えたいと思う。
 
親もある程度コミットしないと、子どもの学力の底上げはできないなと痛感している。私も今回の成功体験を機にもう少し娘に教えることについて力を入れていこうと思った次第である。
 
ということで、間引くことは大事である、という話でした。