コロナ感染リスクによる影響度とリターンを考えて意思決定する

先週末、日曜日にマラソン大会に参加するために、長野に行ってきた。
毎年、大学院時代の同級生と参加するマラソン大会だが、ここ2年は中止だったので、同級生との再会も3年ぶりだった。
前日に到着して、受付を済ましてから夕食ということで、宿泊先の近くの居酒屋で宴会となった。
ラソン大会前日ということで軽く飲んでと思っていたが、久しぶりの再会に場も盛り上がり、かなり飲んで酔っ払う結果となった。
 
実はその前日も、東京で大学のサークルの同級生と飲んでいた。
こちらは3~4年ぶりの集まりで、個別で会ったり連絡とっている友人はいるが、私が地方在住ということもあり、久しぶりの再会であった。
当初テラス席での開催の予定だったが、大雨で急遽室内の席に。
途中からはワインのボトルも入りだし、快調に酔っ払うことに。雨も止んで、2次会(こちらはテラス席)にも行き、久しぶりの同級生との懇親を楽しんだ。
 
さて、酔っ払うだけであれば自己責任なので問題ないが、この時期コロナ感染のリスクも高く、改めて振り返るまでもなく、あまりほめられた行為ではない。
ただ、緊急事態宣言やまん防といった行動制限が出されていたわけでもないし、リスクも承知の上ではあったので、楽しかったので参加してよかったなと思っていた。
 
しかし、地元に戻ってきてから、この承知の上であったリスクの見積もりが甘かったと感じるようになってきた。
ここで言うリスクとは、もちろん感染リスクのことだが、改めて冷静に感染リスクにはどういったものがあるか考えてみると、けっこうその影響度が大きいことに気づいたわけである。
 
感染リスクにどういったものがあるか、挙げてみると、まず自分が感染リスクがある。
自分が感染して苦しむのだから、これは仕方ない。もし感染・発症したら、1週間くらいは出られないかなとなんて漠然と思っていたが、正直なところ、ここまでしか想像できていなかった。
 
次に挙げられるリスクは、家族への感染。
うちは子どもが小学生ともうすぐ2歳児とまだ小さく、重症化する確率は低い。だから無意識のうちに大きな問題はないだろうと思っていたのかもしれない。
しかし、軽症であっても発症すれば、かなりの発熱や喉の痛みなどは起こりうるらしい。感染して苦しんでいる子どもの姿を想像すると心が痛む。
また私だけでなく妻への感染があったら、家庭は成り立たなくなる。子どもたちを実家に預けることも憚られるので、どう対応すべきか、想像するだけでも頭が痛い。
ついでに言えば、学校への影響も出てくる。子どもが感染すれば、そこから濃厚接触者を割り出して…、と先生への負担も強いてしまう。そこまでの想像が行き届かなかった。
 
さらに考えられるリスクとしては、仕事への影響。
その翌週は、すでに会議やミーティングが数多くセットされており、その中には社外の人とスケジュールを調整して決めたものや、私がいないと成立しないものもあったりした。
私が感染した場合(濃厚接触者になった場合でも)、これらの会議やミーティングは中止ないしはリスケをしなければならなくなる。
その影響度の大きさは、事前に想定できていなかった。
 
結果としては、1週間経っても発症しておらず(感染していた可能性はゼロではない)、事なきを得たが、もう少し厳しめのリスク評価をしておかなければならなかった。
おそらくそれでも今回の飲み会には参加していたと思うが、事前のリスク評価はもう少しきちんとしておくべきだったと反省している。
すべての飲み会や会合を欠席する必要はないと思うのだが、そこはやはりリスクとの見合い。このリスクを正しく評価した上で、リターンとの見合いで判断することを徹底したいと思う。
 
ということで、コロナ感染したときの影響は思いの外大きい、という話でした。