噴水とそこで遊ぶ子どもに癒やされる

最寄りの駅の目の前に、子どもたちが水遊びできる噴水がある。夏になると親子連れがやってきて、この噴水で遊んでいる。
うちの家族も水開きということで、この週末にその噴水に行ってきた。
 
娘は去年までは裸になって遊んでいたが、今年は小学校にも入学ということで、さすがに服は来たままだったが、びしょ濡れになりながら遊んでいた。
息子は去年の段階ではまだ10ヶ月くらいだったので水の中に入って座っているしかできなかったが、今年は1年経って走り回って遊んでいた。
 
そんな二人を私は少し離れたベンチから眺めていたのだが、なんとも言えない幸せな気分に浸ることができた。
もっとあくせくしながら、子ども二人を見ないといけないと思っていたが、予想外に落ち着いた気持ちで見守ることができ、子どもたちが遊んでいるのを見て癒やされたのである。
 
なんでこんな落ち着いて見ることができるのだろうかと考えてみたのだが、その理由はおそらく2つ。
1つは、水の癒やしと噴水の水深。
この駅前の噴水は3cm程度深さがあって水が溜まるようになっていて、そこで不定期に床から水が噴き出すようなしくみになっている。
浅いプールみたいなっていて、子どもたちにとって格好の遊び場となっている。
水で遊んでいる姿を見ると、それだけでなんとも言えない癒やしになるのだが、プールだとこうはいかない。小さな子どもがいると、ちょっとしたことで溺れる危険性があり、近くで見守る必要が出てくる。
しかしこの水深だと安心で、1歳9ヶ月になった息子もこけても自分ですぐに立ち上がっていた。
もちろん目を離さないようにはしていたが、こけたらすぐに駆けつけないといけないといった緊張感はなく、それが癒やしの感覚につながっていたのだと思う。
 
もう1つは、娘の存在。
娘ももう小学生ということで、2歳前の息子といっしょに遊んでくれる安心感は大きいと感じた。
娘が同じくらいの年齢のときは、同じ噴水で遊んでいても、私はもっと緊張しながら見守っていたのを覚えている。
安全面だけではなく、他の人に迷惑をかけないかなど、近距離で身構えていたのである。
それが、今回は基本娘が息子を見てくれているので、私は気楽にただ見ていればよく、たまにスマホで写真を撮りながら、ぼーっと眺めることができた。
 
そう考えると、おそらく子どもたちがこういった水で遊んでいる姿というのは、それが自分の子どもでなくても、見ていて癒されるのではないかと思った。自分の子どもだといろいろと責任も生じるので、逆に緊張感を高めてしまう可能性すらあるかもしれない。
ただただ眺めているだけで癒やしの効果があるのだとすれば、これは使わない手はないので、今度通りがかったときはゆっくりベンチにでも座って見てみようかなと思った次第である。
もちろんうちの子どもたちもたまには連れてきて、ゆっくり遊ばせたいと思う。
 
ということで、噴水で遊ぶ子どもの姿に癒やされた、という話でした。