違反切符を切られたときに見る、ミスしたときにどう落ち着くか

うちの会社は最寄りの駅から歩いて10~15分くらいのところにある。
出張に出る予定があり、会社から歩いて駅に向かったのだが、途中で忘れ物をしたことに気づく。取りに帰って、また歩いて向かってもギリギリ間に合う時間ではあったが、小雨も降り出したので、車で行って駅の近くの駐車場に停めることにした。
すると、いつも停めている駐車場が「満車」。
ちょっとあわてたが、そこは落ち着いて、少し高いがまず間違いなく空いている駐車場に停めようと移動した。まだ十分に間に合う時間、事故しないよう集中しての運転を心がけた。
 
ここで事件は起きた。
信号のない交差点を左折したところで、後ろからパトカーがやってきて、どうやら私の車を停めようとしているようだった。
停車して話を聞くと、この交差点で一時停止していなかったとのこと。見えないところで待ち伏せのように見ていたのだろう。
新幹線の時間が迫っているから懇願するも、なしのつぶて。
こうして私は5年ぶり2度目の違反切符を切られることになった。
 
ここ最近、春の取り締りキャンペーンではないが、まわりでパトカーが警報をならしているのには気づいていた。取締りが多いのはわかっていたが、それが自分の身に降りかかるところまでは警戒できていなかった。
 
こうなると新幹線は間に合わないので、手続きしている間にスマホで予約を変更。1本遅い新幹線を予約し直した。
幸い、今回はその後のスケジュールに影響をきたすことはなかったが、待ち伏せ行為のような取り締りに憤りを感じた。
 
ここで、待ち伏せ行為にイライラしたという話がしたいわけではない。
いや、イライラをぶちまけたいのはあるのだが、ここで言いたいのは、こういったときこそ落ち着いてできるだけ冷静に努めないといけないということ。
こういったときに考慮しないといけないことは2つかと思う。
 
1つは、冷静さを失って、さらなるミスをしないこと。
この後に、冷静さを失って、事故をしてしまったり、さらなる違反を切られるようなことがあったら目も当てられない。
こういったときは、これで済んでよかったと考えて、次のミスだけは絶対起こさないという強い気持ちをもって対処することを心がけたい。
 
もう1つは、このミスは所与のものとして、そこからどうするのがベストかを考えること。
こういうことが起こると、なんで忘れ物をしてしまったのかとか、忘れ物してもすぐに歩いていけばよかったのではないかとか、なんで最初の駐車場が空いていなかったんだとか、無駄にいろいろと振り返ってしまう。実際、私もそんなことを考えてしまったのだが、これを考えても意味がない。
そのミスを取り返してやろうと思いがちだが、ミスは所与のものとしてここからどう行動するのがベストかを考える、そういった思考ができるようにならないといけないなと思ったわけである。
 
これらは言うは易し行うは難しの典型で、実際私もこの先当分引きずることになったのだが、切り替えができるに越したことはないなと思った次第である。
 
ということで、出張に出るときは車を運転するな、という話でした。