最寄り駅から展示会会場までの動線

GW初日にあたる4月29日、とある展示会に視察に行ってきた。
今回の会場はポートメッセなごや
会場についてみると、前日まではけっこうにぎわっていたとのことだったが、この日は祝日に加え、外はかなりの雨。来場者がかなり少なかった。
なぜ祝日を会期に入れたのか疑問だったが、やはり来場者数に影響はしたようだ。
 
とはいえ、私も祝日とはいえ出勤日だったので問題なかったのだが、問題だったのは雨の方。
けっこうな量の雨が振っており、駅から会場までそんな長い距離ではないが雨に降られた。
出張での荷物はできるだけ少なくしたいので、傘なんかはできれば持って行きたくないところだが、今回は確実に降るのが渋々わかっていたので持っていくことにした。
 
ポートメッセなごやに行くときはどうも雨が降っていることが多く、そのたびになぜ駅から会場まで雨に降られない動線を考えなかったのかと思ってしまう。
 
そう考えると、他の大規模な展示会が行われる会場も、駅からの動線はあまり雨のことが考えられていない。
東名阪で大規模な展示会が行われる会場と言えば、東京ビッグサイト幕張メッセポートメッセなごやインテックス大阪が挙げられるが、どれも最寄り駅から会場までの雨対応はおぼつかない。
 
東京ビッグサイトは、この中でも一番マシな会場である。最寄り駅はゆりかもめ線の東京ビッグサイト駅か、りんかい線国際展示場駅で、前者は駅名からもわかるようにすぐ横にある駅なので、そんなに距離はないし、一応屋根らしきものがついているが、ちょっと風が吹くと濡れてしまう。後者も駅から会場まで屋根のついている通路はあるが、かなり狭く、横風には弱い。
 
それでもビッグサイトまでの動線は屋根があるからまだいいが、幕張メッセまではない。最寄りの海浜幕張駅からはそこそこの距離があるが、雨に濡れないと行くことができない。厳密に言うと、ちょっと遠回りすると、近未来的なペデストリアンデッキを通って雨に濡れない経路もあるのだが、多くの人はこの経路は知らない。なので、多くの人が濡れながら会場に向かっている。
 
ポートメッセなごやは最寄りの金城ふ頭駅からは歩いて5分程度と近いのだが、雨が降るとこの距離が微妙に感じてしまう。屋根のようなものはなく、雨量にもよるが、傘がないと完全に濡れてしまう。ただ、現在金城ふ頭駅直結の新展示棟が建設中で、こちらが稼働しだすと雨に濡れずに会場に入れそうなので、上記4つの大規模展示会会場の中では一番便利になるのではないかと期待している。
 
インテックス大阪も最寄り駅からは雨に降られずに行くことはできない。中ふ頭駅からもコスモスクエア駅からも歩いて行こうと思うと、雨は避けられない。展示会会期中は、コスモスクエア駅へのバスが出ていたりするので、どうしても雨に濡れたくないときには利用したりするが、やはり雨が降るとテンションは下がる。
 
こんな感じで、雨対策があまりなされていないので、雨が振ってしまうと、興味があった展示会でも行くのを止めてしまうという人は多いのではないかと思う。
こういった展示会会場は、その敷地面積の大きさから都心のど真ん中につくるわけにはいかず、どうしても湾岸部の少し外れたところに位置していて、もともと行くのがめんどくさいのだが、これに雨が加わるとさらに行く気が失せてしまうというわけである。
 
どの会場も建物自体はすばらしいのだが、会場への動線ももう少し考えてくれればよかったのに、と思った次第である。
 
ということで、雨が降ると展示会に行きたくなくなる、という話でした。